電気通信事業法の改正、クッキー規制の具体的な対応方法

ホームページやアプリを管理している企業担当者、自分のサイトやブログを持っている独立した人も、クリエイターも、クッキー規制に対してどんなことをすればいいのか具体的な対応方法が気になってるはず。

誰が対象か?

電気通信事業を営んでいる事業者、つまり通信事業者やプロバイダーからはじまり、SNSやWEBサービスなどプラットフォームビジネスで商売している企業です。なので普通の会社のホームページ、ブログ、小規模の自社のECサイト運営者などは対象になりません。

クッキーを利用していたら対象になるのか

自社が発行したクッキーを自社だけで利用するのであれば対象にはなりません。クッキーの外部送信に関する規制になります。大規模なECサイトを運営していて、サードパーティ製のクッキーと突合して利用したりしている場合は規制の対象になります。

Googleアナリティクスはどうなるの?

Googleアナリティクスによるログ解析は、最新のGA4のタグを入れていれば(昔のUAと呼ばれるタグは2023年7月で使用禁止になります。)ファーストパーティのクッキーとみなされ、規制の対象外です。何もしなくて大丈夫です。

Googleアドセンスはどうなるの?

Googleアドセンスは、先行して規制されているヨーロッパ向けの対策として、「同意する」ボタンが組み込まれています。管理画面の自動広告の設定で、同意取得のポップアップの選択画面があります。これらはヨーロッパ向けのものですが、今後日本向けにも必要になった場合はプラットフォーム側で実装されるので自社HHPやブログで対応する必要はないと思います。

対象になったらどんな対応が必要?

ヨーロッパ向けにサービスを展開している場合すでに「同意する」のポップアップ表示を実装していると思います。日本だけに提供している場合、ポップアップ表示は現段階では必要なく、6月16日までにプライバシーポリシーの文言を適法にしリンクを掲示すれば大丈夫です。

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