これはたとえ話であり、想像、フィクションの話である。
社長の友達や知人だからと「いいやいいや」で無料または格安で案件を引き受ける。
それを制作スタッフに丸投げする。
スタッフ達は「社長の友達の案件で、格安で引き受けてるのか」とやる気を無くしおざなりな仕事になる。
そうすると、納期に遅れたりクオリティの劣化が起こる。
経てして、社長の友人というのは良かれと思って「頼んでやっている」というスタンスである。
だから格安である認識も無い。
現場のスタッフ達は社長の友達の仕事を「割に合わないけど、作ってやっている」というスタンスである。
だから大クレームになり、大トラブルになる。
そこで得られる知見は以下の通りである。
「割に合わない仕事ほど全力でやれ」という消極的防御策
そういう案件はだいたいトラブルになる。
恩を売るつもりが、恨まれて終わりすべての関係者が不幸になる案件である。
だから、通常の案件以上に集中し、注力し、クオリティを高く維持したまま、
納期も半分で終わらせるくらいのモメンタムが必要である。
なぜなら、傷が大きくならないように、これ以上延焼しないように消火活動をしなくてはならないからである。
だから、「割に合わない仕事ほど全力でやれ」というノウハウになるのだけれど、
魂の研鑽、精神の修行にはなるももの、ほかに得られるものは無い。
その後向きで、生産性の無い知恵に
「う〜ん、なんだかな〜」と思わざるを得ない。
さすがにこのやりとりは、三流が過ぎるだろう〜と。こういう事態、こういう人間関係とは決別していきたい。
格安、無料が悪いわけではない
ここでの誤解は、格安や無料が悪いといってる訳ではないのである。
適正な価格交渉の努力するとして、余らせているリソースがあるなら、そこに制作プロジェクトを埋め込んだ方が良い。
なぜなら仕事があろうと無かろうと、どのみち給与をを払い続ける訳だからである。適正に動いてもらわないと仕方がない。
格安、無料サービスを提供する
私も今は無料、格安サービスばかりやっている。
私のリソースが余っているからである。働かざるもの食うべからず。
動画販売も格安で販売している。
夏休みの小学生向け補習塾も無料である。
今夜行う占いBARもチャージ無料、ドリンク代も原価みたいなもので格安、無料みたいなもんである。
だからと言って手を抜けない。
無料だから、といい加減なことは出来ないし、
無料だから、やる気がない、ということはない。
むしろやる気があって届けたいから無料でやっている。
やりたいことがあれば、無料でも持ち出しでも実施するのである。
私、なんにも「占い師(売らないし)」お金はあとからついてくる・・・(はず)
私もブログを初めてからここ1年7ヶ月、ほとんどなんにも「占い師(売らないし)」である。
日々「もうちょっと、何かちゃんと売らないとこれどうすんのかなー」と呆れる日もある。
しかし「損して得取れ」ということなのだけれど、どこかで結局、お金の流れが来るタイミングがある。
これまでもなんとなくそうだった。
楽しくやってたら結果として、思ってもみなかった形でプロジェクトが始まって、食べていけている。
もうちょっと続けたら、
「あ〜、こういう事のためにここまでやってたのか」と膝を打つ日が来るであろうと、楽観的に毎日の更新を続けています。
もちろん、読んでくれているあなたのおかげです。
いつも応援ありがとうございます。