普通の人のためのホームページ戦略

普通の人、つまりWEB制作や広報・マーケティングのプロではない人に向けた、ホームページってどうやって作って、いくらかければいいのよ?ということを一緒に考えていきたいと思う。

しっかりと調整されたデザインで、プロデューサー、プロジェクトマネジャー、デザイナー、システムエンジニアといてホームページを3ヶ月かけて作ったら300万円くらいかと思う。

ここに管理しやすいシステム、複数の管理人、公開バージョンを切り替える、などそういった機能を追加していくと、システム費が跳ね上がっていき、1000万〜1億円とかになっていく。エンジニアが5人くらいいて稼働していると毎月1000万円とかかかって1年動いたら1億2000万円である。

結局、人が動いた分の費用ということになる。安く抑えるには人を動かさないことが肝要かと思う。

ホームページは必要か?

SNSがこんなにも人気の時代だからこそ、ホームページは必要だと思う。これはWEB制作会社として仕事が欲しいから、というポジションをとったトークではない。

SNSは何が流行るか、撤退してしまうかわからない。このままTwitterすらなくなってしまうかもしれない、と思うと栄枯盛衰が激しい業界である。

その時にホームページは今のところ行きが長い。だから用意しておいた方がいい。まだあと30年くらい使えると思う。

ホームページの中身は?

プライバシーポリシーの掲載、法律上、必要な分の連絡先情報や問い合わせ、コンセプトを記載。最低限これだけである。

そして、重要な役割は、各SNSへのリンク集である。基本的にはSNSは全張りすることを推奨します。なぜなら何がヒットするか、何が自分たちにマッチしているかわからないからです。

トライアンドエラーでコンテンツを作り上げていくので、SNSの相性を見ながら切り替えていくかもしれない。

これらを効率よく回遊できるように、ホームページの役割は基本リンク集である。

いくらかければ良いの?個人

個人であれば、無料から3万円くらいの間で作るのが良いと思う。自分で作るべきである。結局、自分で作るのが更新の頻度など考えて一番いい。自分でわからないと更新できない、更新しないと持っている意味がない。

ワードプレスのテンプレートとかを買うとオシャレになるので、色々考えて3万円と書いているが、全部自分でやれば制作費は0円である。

個人のホームページを制作会社に委託するのは、なんのメリットも無いかな、と思う。

いくらかければ良いの?ブランド・有名人・企業

ここも考え方は同じで、理想は担当者が自分で作るのが良い。ここも同じように基本は0円から3万円である。

信頼性・クオリティをどう作るか。

その要素は文章、写真、最後にデザイン、の3点かと思う。

文章の信頼性というのは、結局アーティスト本人、ブランドマネジャー本人、社長本人が書くのが一番いい。ライターのリライトなどを使ってもいいが、実際、コンセプトを語れるのはそのリーダー本人でしか無いからである。ここも自分で書けば0円である。

写真、これは重要である。自分たちでいい感じの写真が撮れる人たちは力を入れて撮ろう。カメラマンを頼むのもいいだろう。1日1万円〜10万円くらいまでのカメラマンから、商業写真で1日50万円のカメラマンまで色々である。

撮りたい写真のイメージにあった人を予算と相談して決めよう。素材集の利用はやめよう。オリジナリティがなくなるからである。

そしてデザイン、これは自分でやれば0円、テンプレート買えば3万円。デザイナーに頼めば、1日5万円で、相談時間含めて何日かかりそうなデザインか、10日かかれば50万円である。HTMLにしたり、組み込んだりも、そのデザインの工程に連動してかかる。簡単に同じだけかかると思えば10日で50万円。この場合、100万円のデザイン制作費となる。

外部プロデュースなんて本来、不要なのである

プロデューサーの稼働フィーは1人日5万円〜10万円というところかと思う。普通のホームページであればトータル5日も可動があれば出来上がるのでは無いかと思う。

しかし、プロデュースに何を頼むか、を先に考えておく必要がある。

実際、プロデュースとはそのホームページに求める目的、表現、そしてその実現方法を考え計画して実行し完成させることなのだが、実は最大のプロデューサーはホームページを作りたい、担当者そのものだからである。

だから外注のプロデューサーは何の意味があるのか?と思う人もいると思うが、その通りである。

本来いらないのである。プロデューサーは発注者である「あなた」だからである。

外部プロデューサーは伴走者であり、一緒に考えてくれる、考えるヒントを提示する

あなたのプロデュースを補佐するのが私のような外注プロデューサーの仕事である。これまでも同じようなプロジェクトをたくさん作ってきたからわかる知見をあなたにアドバイスしてあなたのプロデュースを助けるのである。

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