「外注する」とは助けてもらうこと

写真は手作り餅。

完璧な自分でありたいと言う思い込み

仕事ができる完璧でかっこいいビジネスパーソンでありたい、と誰しも思うと思います。もちろんそれを目指す向上心は大切です。しかし大きなプロジェクトにおいて全工程を自分一人で完結させることはできません。また一部工程においても、一人だけで完璧に仕上げないといけない、と言う思い込みも必要ないかなと思います。時に人を頼る能力も必要です。

弱さを見せられるのが強さでありチャーミング

自分は強い、完璧なビジネスパーソンだ、と思っていると誰かを頼ることができなくなる。そして頼むときも、完璧な発注者でありたい、と思ってしまうもの。外注パートナーに迷惑をかけたくない、と言う思いは優しさだけれど、何もかも発注者がコントロールできるわけではない。また、自分でできることを発注するとマイクロマネージメントが発生してお互いに不幸になる。技能的に、体力的に、時間的に、自分ができないから発注するのだ、と言う素直なマインドセットが必要だと思う。そして至って普通のことだろう。病院に来たのに、虚勢を張って自分で治せると言い張られても、じゃあ何しに病院に来たのか?と医者も訝しがる。素直に助けて、と言える人がチャーミングであり、本当に強い人だろう。そして弱っている、困っている人を助けたくなるのもまた人間の普遍的な心理だと思う。

餅は餅屋。自分の強みにフォーカスする

餅は餅屋と言う諺がある。何事にも専門家がいるものだ、と言う意味である。得意な人に助けてもらった方が早く・安く・品質よく、仕上がります。そして、自分もまた何かの餅屋なのです。提供する商品、サービスの工程の中で自分が、逆に人を助けてあげられる、責任を持ってそのパートを完結させられることにフォーカスする。そこに自分の強みが隠れていると思います。自分の強みを認識し、磨き上げて、鋭くしていくことが仲間を助けることにつながると思います。

感想お待ちしてます