動画制作の仕事も手伝わせてもらって長いです。
本格的なスタジオ撮影、大規模ロケから、
私一人で行って、なんなら出演も私のYouTubeまでいろんなものを作っています。
私はお客さんを巻き込んで、
自分で作らせる、のが好きです。
というか、それが一番面白いです。
自分で出る、自分で録る、自分で編集する、それが一番楽しいでしょう。
でも現実的な時間や技術の問題で、どこかアウトソースしてもいいと思います。
自分達でつくる動画制作において、アニメーションを除いた実写映像制作で、
一番大切なことを1つあげるとしたら撮影です。
あとからは撮影できない
ものすごい当たり前な事ですが、
その瞬間が後から必要になっても、
もう一度撮影することは絶対に出来ません。
たとえ、スタジオや屋内での簡単なものであったとしても
その当日の空気をもう一度再現することは不可能な訳です。
出演者、場所、環境、空気感、偶然、いろんなものは再現不可能です。
なので、動画をつくるために最も必要なものは撮影です。
企画を考える、何を撮影するか考える「プリプロダクション」から始まり、
撮影の本番である「プロダクション」
その後、編集や音響などの「ポストプロダクション」と続きます。
その名前からもわかるように「プロダクション」が中心なのです。
つまり、撮影です。
初心者の撮影のコツ 長め・多めに撮る
細かい映像は使いにくいのです。
ショート動画用に、1秒の一瞬の映像が必要だとしても
最低5秒、できれば10秒撮影しましょう。
どこで面白いことが起こるかわからないし、必要な秒数をどこから切り取るか、
撮影時にはわからないからです。
もう一つは多めに撮影するです。
現場の時間は刻一刻と過ぎていきます。
場所代、キャスト代、いろんな費用がかかって焦ります。
それでも、必要なカットは絶対に撮影しましょう。
後から撮ることはできないからです。
そして「あ〜、こんなカットがあればな〜」と編集で嘆いてもあとの祭りです。
たとえ、現場にちょっとストレスな空気が流れたとしても、
必要なカット+アルファを必ず、撮影しましょう。
その場の空気を読まず、
面の皮厚く
カメラを回すのも、大事な仕事です。
手ぶれに気をつける、あんまりカメラは動かさない
もちろん、いろんなテクニック、演出あります。
でも難しいじゃないですか。
そんなにいろいろできないですよ。
とりたい映像をど真ん中において、最低限しか動かさず、また上下の手ぶれをやめる。
これだけです。
まずはこれだけやればいいのかなと。
カメラを上下に動かすと途端に、船酔いをおこすような気持ち悪い映像になります。
動かすなら左右です。
それもゆっくり、じわーっとしか動かせません。
それならばもう1カットの最中はカメラ固定でいいんだと思います。
下手に動かして気持ち悪くなるなら、
動かさない方が潔いです。
撮った人が自分で編集する
結局は、現場でどういう意図があって、
その映像を撮影したか、当日の撮影の流れを把握してないと
カットの順番から何から
編集マンは全然わかりません。
読み解くのに、撮影と同じだけ時間がかかってしまいます。
それはかなり非効率です。
なので、撮影した本人が編集する、編集に立ち会うがマストです。
自分でとって自分で編集する、がベストなのは言うまでもありません。
そうすると、わかりやすい映像が制作できます。
もちろん、編集に演出を入れて、見栄えのする映像にしたい、
とかいろいろ出てきますが、基本は撮った映像を並び替えて
伝わるものが出来るか、ということが基本なのです。
素材の良さを味わう映像をまずはつくりましょう。