撮影ディレクションは20年のプロである。
これまでも予算と人手が無ければスチールもムービーも自分で撮影してきた。
しかしあくまで代打であった。
真剣にカメラと向き合うようになったのは2022年にブログをはじめてから。
写真の腕を磨いてみよう、ととりあえずコンデジを買う
スマホ以外でも撮影する癖をつけようと、
RX100くんを2万円くらいでボロボロの中古で購入。
毎日持ち歩いてとりあえずシャッターをきることが大事である。
そうすると、軽くて持ち歩けることがまず最大である。
その目標は達成することができた。
晴れて2024年よりプロのカメラマン業も初めた。
しかし撮影を仕事にして1ヶ月に1万枚以上撮影したら、ズームレンズ部分が故障してしまった。
まあ、はじめっからちょっと挙動があやしいくらいボロボロのカメラを買ったんだけれど。
またコンデジを買おうかなあ・・・・
小さいカメラは持ち歩きに向いて気に入ってる。
新しい中古のRX100のm3あたりを安く購入しようかと算段していた。
しかしちょっと思いとどまる。
家で物撮りの時だけ使っている借り物のEOS kiss x7(2013年製)の存在である。
デカいかな、と思って家でしかつかって無かったのだけれど、
EOS kissだから十分小さいし軽い。
私の仕事の場合、これまでのコンデジでも十分なので、フルサイズである必要もないし、jpegで十分である。
まだ11年前の機種かと思うと「新しい」と思えてきた。
(※RX100は12年前の機種だったので。)
コンデジ買い換えても5〜6万はかかる。
別の挑戦をしてみようということで、EOSx7を活用しはじめた。
初心者が撮影が楽しくなるのは、わかりやすいボケ
RX100くんとiPhone15を比較すると、
写真の陰影のコントラストと、奥行きの違いがある。
※iPhone15pro
※RX100
RX100の方が、陰影がわざとらしいというか演出が強いと自分は思う。
そう言うのが「なんかいいかんじ」と思うのだろう。
でも、iPhoneの方が素直で説明的とも感じる。そういう方がいい部分もあるだろう。
一方で、iPhoneで撮れる写真をカメラでとってもしょうが無い。
そこで、私のような初心者がなんか、いいカメラでプロっぽく撮れるようになった!
と感動するために大事なことは、奥行き、背景のボケ感である。
※EOSx7に単焦点撒き餌レンズ(EF50mmF1.8STM)を装着
背景のボケがiPhoneのポートレードモードよりも自然でいい感じであることが、せっかくカメラを持つための理由だろう。
そこで、コンデジ買い直すより、一眼レフ入門としてのEOS kissの方がわかりやすい写真が撮れるのである。
標準レンズから撒き餌レンズに取り替える(キヤノン EF50mmF1.8STM)
標準レンズは、普通の写真っぽいのである。
つまり、初心者が自分で撮って「自分で撮ったな」っていう写真が撮れて感動が薄いのである。
せっかく、一眼レフで撮ったのになんか、プロっぽくないのである。
そこでやっぱり「単焦点レンズ」だろう、となるのである。
単焦点レンズこそ、なんかプロっぽいボケた写真が勝手にとれて
「自分で撮ってないみたい!」となってくれるのである。
そんで、そのボケる単焦点レンズで、格安で用意されているのである。
それが撒き餌レンズと呼ばれるものである。
なぜ撒き餌レンズと呼ばれているかと言えば、
初心者ホイホイであり、
そこからレンズをどんどん買いたくなる、その入り口だからだそうである。
でもだからこそ、最初のレンズとして初心者にリッチな体験を与えてくれる。
なんか日常がいい感じに切り取れる「ボケたボケた!」と喜べる
見慣れた風景の被写界深度が浅くなるので、
なんか急にエモーショナルな一コマに変身していくのである。
これからカメラを始める人も、撒き餌レンズを試してみるときっと撮影が楽しくなると思います。