子ども部屋の学習机

TEKO DESIGNの引き出しのロングを購入しておしゃれで大変気に入ってる。

しかし中に何をいれるか考えて無くて、買ってからやばいとおもった。

(このままではただのアート的なかざりになってしまう!)

結果として、いろんなものをたくさん突っ込んだ。

そしたら周りがきれいになった。

引き出しはごちゃごちゃものがはいっていてもそとから見えない。

部屋がすっきりする。

よいものだ。

子ども部屋の学習机のひきだしを思い出す

「なんかこのひきだしのつかった感じ、

懐かしいな。なんだろう?」

とふと思ったけれど、それは大学生まで利用していた学習机の

広いひきだしだった。

大学時代にパソコンデスクに買い換えて捨ててしまったけれど、ずっといっしょにすごしてきた相棒をふと思い出した。

子ども部屋おじさんと揶揄されてしまうが、その時代の産物としての学習机を考えてみる。

オフィスのスチールデスクの練習としての学習机

昭和平成にかけて多くの会社の事務所で利用されていたであろうスチールデスク。

立派で重たく丈夫な、袖机(ワゴンラック)ありの重厚なものである。今もつかってる人は多いのでは?

イトーキは明治41年からスチール製品の販売を開始している。

日本の会社のイメージとスチールデスクの印象は切っても切れない。

そのスチールデスクを子ども用に仕立てたものが学習机である。昭和37年のデビュー。

最初はスチールデスクだったが後に子ども用ということで木製に変わっていく。

昭和55年生まれの私も木製のデスクだった。(イトーキ製ではなかったが。また写真が残ってなかった!)

会社人として、スチールデスクになじむように、

自宅の学習机で自主練しておいてほしい、という訳である。

幼少期のフィーリングはよくもわるくもついてまわる

学習机になじまされているので、

広いひきだしでわくわくしてしまうし、

使い勝手になれている。

小さいころから毎日触れてきたんだから当たり前だろう。

それがいいものかわるいものかに関係なく、

すごくしっくりきてしまう。

ひきだしだけではない。

今でも机えらびで外せない要素達は、学習机と類似性がある。

・手書きで振動しない重たい机

・広い天板

・手元に自分の影ができない(照明との位置、学習机はとにかくライトがたくさんついてるのよ。)

・本やノートがさっと手に取れるちょっとした棚

袖机(ワゴンラック)は独立してから数年で廃棄した。

ひきだしにそれほどいれるものはない!とひきだしと別れる人生を選んだのである。

捨ててしまったらすっきりした。

このたび久しぶりに、天板下の広いひきだしのようなもをかってしまったのではあるが。

今の子どもの机はシンプル、将来のフリーアドレスやシェアオフィスに対応

大きな学習机は住宅事情もあり人気は下火だと聞いた。

さらには「子ども部屋おじさんになったら困る」という「母親の要望」もあるだろう。

(どちらも偏見!?父親もそう思うかもしれないし、子ども部屋おばさんもいると思うよ・・・。)

無印良品の折りたたみデスクは、ひきだしもないし、軽いしたためるしシンプルである。

自分で出したりひっこめたりできる。

さらにはリビングで勉強することもある。

これらは大人の働き方への対応の準備なのだろう。

昭和平成はスチールデスクで働くために家で練習していたのだ。

今はフリーアドレスではたらくためにリビングで勉強させられているのであろう。

いつの時代も、

自分を洗脳から解くのは結構大変なんだな、と思うのである。

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