「竹笋生 (たけのこしょうず)」 5/15~5/20頃七十二候の二十一番目

2023年の1年間かけて24個すべてを、一度はブログで紹介したいとおもっていたので意識的に取り上げてきた。

https://suzukihiroo.blog/category/great-wisdom/natural

2024年はメルマガなどで、七十二候もちょこちょこ紹介している。

年間54週しかないので、七十二候を紹介すると週に1.3個記事にしないといけないし、二十四節気とあわせると96個なので、週に2本それについてかかないと終わらない。

それはやり過ぎかなと思って、3年くらいかけてコンプリートしたらいいかなとゆっくり紹介しています。

ちょうどいい写真を撮ってこれたので、ちょうど5月15日がたけのこしょうずの季節であり紹介します。

たけのこ、ってもっとはやくない?それは孟宗竹のこと。

写真の竹、たけのこは孟宗竹。

孟宗竹は太く巨大で立派で、タケノコも早くて孟宗竹のタケノコ3月。

なので、5月の段階ではこの巨大さである。

たけのこはえぐみも少なく、おいしく食べやすい。スーパーに並んでいるのもみな孟宗竹です。

真竹とは?

日本のスタンダードな竹のもう一種が真竹。

古くから竹細工などに使われてきている。竹の節が二重になっているのが真竹と孟宗竹の見分け方。

その真竹のタケノコは5月に生えてくる。

なので、今の時期が七十二候「たけのこしょうず」なのである。

真竹のたけのこはえぐみが強く、あく抜きしないとたべられない。

たけのこの煮物が実家の思い出

誰しもいろんな思い出の象徴的なものがあると思います。

若い祖母だったので、私は小さい頃は祖母に育てられていて、祖母が母親だと思っていた時期もあるくらいであった。

今では祖母も高齢でもうさすがにたけのこを煮ることはできなくなったけれど、

春になると巨大なアルミ鍋と七輪や練炭をつかって、タケノコをおいしくにてくれて

それを何日にもわたって食べたことを思い出します。

たっぷりの鰹節をいれて煮るので、その鰹節の固まりをたべることも楽しみでした。

母親は、祖母ほど上手にタケノコを煮ることが出来ないので、

なかなかタケノコを煮ることを嫌がっていたのだけれど、

祖母がタケノコをもう煮なくなってしまったので、

渋々煮るようになって、だんだんおいしく煮ることができるようになった。

母の日のお祝いで毎年、この近辺に実家に帰るけれど、

その度にタケノコを、それこそお腹下すほどに食べることを楽しみにしていて、

お祝いに言ってるのか、タケノコを食べに帰っているのかわからないほどである。