本当はこうしたいけど。
でもやっぱり・・・。
そんなこと考えてたんだ!とか言われたらどうしよう。
やっぱりやめておこう。
いやいや、そもそも、そう思っていたこと自体が勘違いで、嘘なんだ、
はじめからそんな風に自分は思ってなかったんだよ、
そんな風に考えるタイプじゃないからさ!
などなど言い訳を重ねて、
ひねくれは加速していく。
そうやって、
何が本当で、何が嘘か
わからないくらいにこねくり回して、
自分を納得させている。
そんなことってありますよね。
傷ついていないと言い張る
ショックなことがあって出来てしまった心の傷は、
自分で癒やそうとしない限りずっと直らない。
そのまま一度は忘れてしまう。
でも傷はそのまま残っていて、いろんな場面で痛む。
そういう時「私は傷ついてなどいない」と言い張る。
そんなことはなかった!と言い張ることさえある。
傷ついた悲しみをそのままほおっておくと、
それは怒りに置き換わったり、
諦めになって現れたり、
過剰なほどに何かを恐怖したり、
自分の行動をどんどんひねくれさせてしまう。
その傷をなかったことにするために、
正当化するために
まと外れな努力を繰り返したりする。
本当は傷ついていたんだ、っていう自分の告白を聞く
傷ついた自分の話を、自分で聞いてあげないといけない。
そして一緒に悲しんであげる。
悲しいことがあったのに
平気なふりをして、
きっと、もっと悲しかったよね。
大変だったよね。
と自分の肩を抱いてあげるのである。
雪の夜は静かで話した言葉を雪が吸ってくれるから。
だから自分の告白も誰にも聞かれない。
だからちょっとだけ素直になれるのです。