毎日コツコツやるのが大切だ、と言われるとなんていうか教訓めいていて
「うるせー!できれば苦労するか!」と言い返したくなる。子どもなら尚更だろう。
さらにそれをいう親がそもそもコツコツやってなかったりするから全然説得力がない。毎日コツコツ、これはそれほどまでに難しいことなのだろう?
最大のポイントは「毎日」
これは続けている人たちの間ではもはや常識であるが「やったりやらなかったり」の方がきついのである。
また「毎週 何曜日」とかも意外に大変で「あれ?今日何曜日だ?」とかなるから気にするポイントが多いのである。毎日にしてしまうと「やったか、やってないか」しかないので管理が楽なのである。
「毎日」「コツコツ」という言葉には、これが一番楽なやり方なんだ、という意味なのである。
「時々」「マトメテ」やってできるわけないのである。それのがスーパーマンである。
第二のポイントはそもそもやりたいか
やりたくないことをコツコツ毎日やるのは苦行である。しかし、体にいい、やるべき、そんな理由でコツコツやろうと思うと無理なのである。
やりたいから毎日やる、なんならセーブする、くらいのもので始めた方がいい。
例えばである。毎日コーヒーを飲む、チョコレートを食べる、お酒を飲む、ポルノを見る、この辺りはかなり依存性が高いので、むしろ毎日やりたい、毎日1回に抑えることが難しい。
でも、こんなことから始めた方が毎日やりたいことをやるとはどういうことか、体感できる。
やりたくないこと(=例:マラソン、YouTubeなどの発信、語学勉強)を毎日コツコツ分解してやるのではなく、
やりたいこと(=例:コーヒー、チョコレート、お酒、ポルノ)を毎日1回にセーブする、この感覚の方が継続するイメージを持ちやすい。
つまり、マラソン中毒、YouTube発信中毒、語学中毒、でもっとやりたいけど、毎日1回にセーブする、と思うと続けるのが容易である。
やりたいことっていうのは、中毒的にのめり込んでいるものである。なので、やめるのは苦しくても、続けるのは苦ではない。
毎日やるとあっという間に上手くなってしまう
イラストを毎日描きたいと思って始めたのだけれど、何を書いていいか最初は難しかったし、下手うまで味のあるものを目指しながら、オリジナルキャラクター作りたいなーと思って何気なく始めた。
毎日書くのを楽しみにしている。ところが、キャラクターも気付けばすぐに思いついて固まってきた。また絵もどんどんよくなっている!(自己評価)思ってるペースより上達が早いのである。
こういう時「なんか勿体無いな〜。もっとじっくり味わい続けたい」と思ってしまう。
何事もある程度まで行くと成長曲線が折れ曲がってグッと厳しくなる。
8割のレベルまでは高速道路だけど、残り2割は一般道、それから細い路地になる。
最後は車から降りて獣道を歩いていく、それ以上先は獣も入らない藪である。ナタを持って自分が獣道を切り開くことになる。
それが創作の求道者たちの道筋である。
だから高速道路のうちにしっかり楽しみたい味わいたいのである。
しかし逆に言えば、毎日コツコツ始められない人にとっては目にみえる成果が早そうだ、というのは始める後押しにはなるだろう。
そのくらい毎日繰り返すというのは推進力があるのである。
騙されたと思って毎日何か練習してみるといい。