VUCAの時代、モグラの穴たたき

この写真は代々木公園にできた土の山。

これ多分モグラの穴である。

モグラたたきについて考えてみる。

問題が出たら叩いていくトラブルシュート。

場当たり的な対応ではありますが、

VUCAな現代においてある程度は、

モグラたたき的対処を許容してスピード感をもって

やっていくしかないのかなと思います。

どんなトラブルや、前提の変更があるかあらかじめ見通すことは出来ないからです。

※いつも先走って、トラブル起こしてすみません。

VUCA?

VUCA(ブーカ)とは、

変動して、不確かで、複雑で、曖昧なことがたくさんある時代です。

しかし本来、自然とはそういうものだと思うのです。

むしろこの100年くらいの間、

科学なら直線的に予想出来る、計画し見通せる、

というのが傲慢な思い込みが、間違いだっただった、と気づいた時代でもあるともいえます。

モグラの何が悪い?

私が生まれた頃の町田の片田舎では、

40年前、庭にモグラがいた。

害獣であり、嫌われていた。

モグラに限らず野生動物は自然の脅威であり実際おっかない。

出くわすと悲鳴をあげるほどである。

ただ、モグラは用心深いからめったに出くわさない。

あるのはモグラの穴だけである。

私もモグラの実物は死骸しか見たことがない。

モグラだと思ったらネズミ

モグラで困ることは、

モグラだけじゃないのである。

モグラは植物は食べない。ミミズとか虫とか食べる肉食である。

野菜や植物を食べちゃうのは、

このモグラがいなくなった穴を利用するネズミなのだ。

ネズミもまたもちろん嫌われ者である

ネズミを防ぐためのモグラの穴塞ぎでもある。

モグラの穴を塞ぐ

代々木公園で久しぶりにモグラの穴を見た。

代々木公園にいればモグラの穴を見ても、自然が豊かだな〜という感想だけれど。

「これ、モグラの穴だね。どうすればいいの?」

「ドシンドシンやって、そんで石けん流して、しばらくたったら埋めればいい。」

ネットも無い時代だからそれでいいのか分からないけれど、

ばあちゃんの教えで我が家ではそうやっていた。

モグラの穴にサンダルが引っかかって危ないし、

ネズミやテンなど他の哺乳動物の住処になってしまうからである。

モグラは鼻が効く。

石けんを入れられてしまうと、臭くてその辺りがつかえないのである。

それで逃げていくのである。

モグラはどこか遠くへ

家の周りも当たり前にすべてアスファルトで舗装され、

家もたくさん建ち並び、空き地なんてどこにもない。

まだ町田の辺りは、農家の畑が保護されているエリアがあるのでそっちに逃げていったのだろう。

農作物に被害が出る、など明確な理由がないとモグラの駆除も、鳥獣保護の観点から禁止されているらしい。

それだけ珍しい存在なのだろう。もう何十年も見かけていない。

モグラの穴たたきにより、モグラはどこか遠くへ逃げていったのである。

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