挿し木で移植するブドウ、まずは根張りが大事。
2024年1月、ブドウの苗木を町田の実家から、栃木へ移植したのである。
すでに何年かにわたって、おばさんがブドウを育てていました。

大きくなった木から、枝をカットしてくれていました。
それをプランターでおばさんが育ててくれていて、
その育ったブドウの挿し木苗をもらって来ました。

町田産ブドウの栃木移植です。
私もルーツは栃木、そして町田で育ち、最近栃木によく戻っている私とブドウちゃんの共通点です。
そして、やはり根張り。
どこに根っこを下ろすか。
このまま栃木の家が売れなかったら、栃木に根を張るかもしれないしね。
そればっかりは人生わかりませんから。
風を防ぐ雑草との共存

移植したばかりの挿し木は風や雨で倒れちゃったりする。
もう根張りした状態で移植したのである程度は大丈夫と思ったけれど、
やはり心許なく、無理かもしれんな〜と思っていたが、
5月に栃木で確認してその成長に感動した。

思った何倍もでっかく伸びていてすごいな、と思ったものである。
それを助けたのは、ブドウが埋もれるほどの雑草たちである。
共存する雑草=草マルチ ってしってる?

この写真、まったくただの荒れ地ですが。2022年8月の私のプチトマト畑です。
この雑草の中にトマトがいるんです。

そしてしっかり育ってるんです。
草マルチ、と呼ばれる雑草で野菜の苗を守る方法なのです。
雑草の種をわざと少しまくのです。そして雑草で覆われて野菜を育てる。
そして雑草マルチだけで無く、たとえばトマトを育てる時にバジルを一緒にうえると虫がつきにくい、とか土から必要とする栄養素がかぶりにくいとか、そういう組み合わせがあるのです。
共に共存して育つ野菜、それをコンパニオンプランツともいったりします。
雑草やコンパニオンプランツをうまく一緒に共存させ、環境を整えることで植物は元気にそだっていくのです。
まあ、みた感じはただの雑草の荒れ地なんだけど〜。
周りの雑草も仲間だから、ほどほどに刈る
「どうせ、また伸びてくるから。上だけ刈ればいいのよ」とぼそぼそ一人でいいながら
まわりの草をかる。
根っことかそういうのは良いのである。
生えてくれないと困るし。
一方で、背が高くなりすぎるのも困るのである。
ほどほど、ブドウに日が当たる程度で回りの雑草も生育してほしいわけである。

土壌と環境は何年にもわたって考える
「ひろぽんの仕事って、プロデュースっていったい何なんですか?」
「えーっと、たとえば、WEBプロデュースだったら、
WEBサイトとかウェブプロモーション動画とかをどう作るか、とか考えるのよ。」
「画面の仕様書とか、絵コンテ書いたりとか?」
「あ、いやそういうのはデザイナーやお客さんや、作家がやってくれる。」
「じゃあ中身を決めるとか?」
「いや、それもお客さんがやってくれるかな〜。私って何にもやってないのかもなー。」
「何にもやってないの?」
「逆に、全部やるときもあるよ、プロジェクトにお金がないときは全部、私がやってそれが一番安上がり。
でも、予算があれば、
もっとすぐれたデザイナーに頼んでみよう、
エンジニアに仕上げてもらおう、とか
カメラマン呼ぼう、
イラストレーターに発注しよう、
とかできるようになるのよ。
そういうのを、考えて、決める、って仕事なのかなー。」
一人でももちろん活躍できてる人もいるんだけど、
組み合わせの妙や、それらを束ねる、土壌や環境に収穫は左右されると思うのである。
作物にあった土壌や、共存する雑草、日当たり、風や水のとおり道、いろんなものを快適な状況にしていくのには、何年もかかってすこしずつ、来年、再来年を見越して進めていく必要があるし、それらは偶然によって起きることもある。
クリエイターやプロジェクトメンバー、それに限らず友人や同志達との関係は
一朝一夕にできるものではなく、対話と創作を重ねながら、
ちょっとずつ呼吸が合うようになって
一緒に収穫を迎えられるような関係になっていくんだと思うのです。
みんな、ブドウが取れた時には食べにきてくださいね。