大きな違いは不要、小さい商売は「ちょっとした違い」で十分

独立開業、それからオリジナルで何か作り始めたとき、差別化は不要である。誰かのパクリで良い、または業界のスタンダードをそのままやれば良い。

真似する方が学べるし、買ってくれるお客さんにもわかりやすい。

自分のサービスやものづくりに対する余裕が出てきて、オリジナリティを考えたくなってから差別化を考えればいい。

ちょっとしたモノがいい

大きな違い、大きなものををお客さんは求めていない、ということがある。ちょっとしたことが嬉しいのだ。

写真は私が愛用しているAudioEngineのアクティブスピーカーである。手軽で小さくて、その割に粒だちがよくメリハリのある音で気に入っている。小さいということがまず第一条件でありそれをクリアしてくれている。

粒だちがいい音、というのも外せないポイントなのだけれど実はスピーカーそのもよりも、自分の耳に対しての位置や向きの方が影響が大きいのだ。

実現するいい方法は、スピーカーを耳の高さ、向きに揃えることである。

そこに活躍してるのが、スピーカーではなくこのスタンドなのである。

純正じゃないんだけれどもこのスピーカースタンドで高さを上げて、さらに向きも少し煽り気味にすることで耳に届く音像がはっきりするのである。つまりボリュームも小さくしても聞こえやすいし、いい事づくめなのである。

1人社長は、このスピーカースタンドのような製品を目指すのがいいと思う。

素晴らしいスピーカー開発はできないのだ、先立つ資本がないからである。1人社長には向いてない事業である。

しかし、スピーカースタンドなら手作りで一品ずつ作って売ってもいいし、マニアックな商品だから納期も待ってもらえる。こういったエッジのたった商品を考えよう。

ちょっとしたサービスがいい

Amazonで買っても、Amazonではなくマーケットプレイスの出店しているお店から送られてくることが増えた。トラブルも増えた。そういうこともあって、最近あんまりアマゾンで買うのが気乗りしなくて、音楽関連であればSoundHouseを使うことも多い。

そんな折、Amazonのマーケットプレイスでメトロノーム買ったら100均のクリアスタンドが付いてた。そのお店のチラシも入っていた。

手作り感があって、悪いきもしなくてそのお店のHPものぞいたりしてみた。

大したサービスではないんだけれど、面白いなと興味そそられるサービスであった。

こんな程度の話でいいのだと思う。

自分のちょっとした「おまけ」を生み出そう

ちょっとしたこと、っていうのはおまけのようなものなのかなと思う。

そんなちょっとしたおまけで勝負するくらいが、求められるバランスだと思っている。

鈴木のちょっとしたおまけは、お客さんも巻き込むこと。

気づくとコミュニティのメンバーにされてしまって、作る・提供する側に回らされること。

そんな巻き込み型サービスです。