「ずっとやりたかったことをやりなさい」は誰しもがアーティストに戻るための効果的なメソッドを提供してくれている。それがモーニングノートによるほぼ瞑想行為である。
(ずっとやりたかったことをやりなさい2は、よりプロのアーティストが行き詰まった時の解決方法を提示していてこれもまた素晴らしいので、プロクリエイターたちにはお勧めできます。)
自分の日記を確認していて、2023年の11月8日からモーニングノートを書き始めたことがわかった。
半信半疑で始めていたことが当時のノートからも見て取れる。
気持ちをそのまま吐き出す
不安も、楽しそさも、イライラも、思うことを思うままに、そのまま書き出す瞑想メソッドである。これが騙されたと思って始めてみたが、癖になる。
毎日書かないと落ち着かなくなった。
これまでも瞑想のメソッドを実験したことがあったが、モーニングノートはハマった。
言葉で考えていいし、そのまま書けばいいからである。
3ページ、ただひたすら思いついたことを書く、それだけである。
無印良品のA5ノートに一行飛ばしで書いている。
文字数にしておよそ1200文字程度である。これにより、自分の中では奇跡と思えるような変化が多数おきた。
ノートを始めておきた34個の変化
ノートにやめたいこと、やってみたいことがちょこちょこ出てくる。
その時は思いつくままに書いていたが、合計で100個くらいのウィッシュリストがある。
その中から、結果として達成できたものをリストアップしてみた。実に34個もあり1/3が1年で達成されてしまった。
人生をかけて長い年月で取り組んでいこう、と思って書いたのに、それだけ瞑想のパワーは偉大である。
以下に一応、記載しておく。
- チョコをやめたい→やめた
- お酒をやめたい→やめた
- ポルノ中毒をやめたい→やめた
- 新しい人に会いたい→定期的に会うようになった
- 健康でありたい→健康になった
- 厚い胸板、泳げる体→めちゃくちゃ泳げるようになった
- グッドルックガイになりたい→イケメンになったなーと感心する
- トライアスロンをいつかやってみたい→やれた
- バンドをやりたい→やれた
- 旅とマラソン→旅とトライアスロンで達成
- 1人で温泉に入りたい→年中入っている
- 山づくり→栃木でやるようになった
- 革の鞄を持つ→買った
- 装備、荷物が多いことを許す→許した。ミニマリストを辞めた
- 外国人の友達を作る→中国人の先生、友達、できた
- いろんな人に話を聞きにいく→聞きにいきまくっている
- 風の抜ける気持ちい書斎→部屋のレイアウトを変えたらそうなった
- 森で過ごす→毎朝代々木公園でロケをするようになった
- 落ち着いて暖かいコーヒーを飲む→豆から引いて自分でコーヒーを淹れる、今では当たり前だが、昨年はやってなかった!と言う事実に今、驚く。
- 女性差別をやめたい→上野千鶴子さんを読んでましになった
- ぴったしのエレキベース→3回買い替えて出会えた
- なんでも自分で作る→作るようになった
- 批判を恐れる→形になるまで秘密にするようにしたら恐れなくなった
- 毒を取らない→毒をたくさん取ってたなー
- オリジナル作品を作る→ブログ、YouTubeをはじめ小さいオリジナルをたくさん作れた
- (禁止を解いた)喋りまくること→しゃべりまくることを許す
- (禁止を解いた)収入をなくすこと→大幅に売り上げを減らしてビジネスモデルを転換した
- (禁止を解いた)目移りしてあれこれやること→あれこれやっていいことにした
- (言い訳を辞めた)時間がない→時間ができた
- (言い訳を辞めた)能力がない→能力は要らなかった
- (言い訳を辞めた)体力がない→体力がついた
- (言い訳を辞めた)依存症だから無理→気づけばいくつかを辞められた。
- (言い訳を辞めた)場所がない→場所を作った
- (言い訳を辞めた)とどまりたい→移動するようになった
しかし後から振り返ると当たり前のストーリーのように感じる
このブログを読んでくれて、鈴木を知っているみなさんは上記リストを見ても、特に違和感はなく一貫性を感じるかもしれない。しかし、本人は本当に脈絡なく、捻り出したもので、リストに載せた時は覚悟がいる、恥ずかしい自分の中の部分だった。
すごく、赤裸々にいろんな気持ちをようやく吐き出して、とても人には見せられないと思って書いていたのだ。
しかし、1年だって今ならそれほどでもない、と思え、ブログに載せてしまえるほどである。人間の意識は変わっていくんだなと思った。
自分の玉ねぎの皮をより深く剥く
それだけ素直な気持ちになるのに時間がかかったことがわかる。
1年経った今は、もっと自分の奥の方にある恥ずかしい気持ち、恥ずかしいけどやってみたいこと、をリストアップしている。しかしこれももしかしたら、来年になれば普通のことになっているのかもしれない。
編集後記
バンド活動も復活してなかったし、トライアスロンにも挑戦していなかったと思うと、2023年という年は全く違う年になっていたのか、と思うと感慨深い。