草木が生い茂る山の中、人や獣が歩いたあとに道ができているのでそこをいくのもまた良しです。
独立すれば自由になれるわけでもなく日々鍛錬が必要です。恐怖、不安が自分に押し寄せてくる。それはみんなそうです。私もそうです。その恐怖と不安に立ち向かう方法を考えます。
同志を見つける
なんだかんだ紆余曲折あり、いろんなチームのスタイルを模索していますが、基本路線としてひとり社長を推奨しています。
そこでまずおすすめなのが同志を見つけること。
頑張っている、同じ志を持った同志たちがそれぞれの道を歩いている、横を見れば同じようにどこかに向けて歩いてる人がいる、というだけで心強くなれるじゃないですか。
その存在を認識するだけでも心強いですが、時に声をかけてコミュニケーションをとり、お互いにサービスを提供しあったりして、時に提供者、顧客、同志と、お互いの関係の形を変えながら学び合うような仲間がいるだけで、不安を軽減してくれます。
経済的不安が大きい
いろんな不安はあるけれど、やはり生活が立ち行かなくなったら?という経済的不安が大きい。
そしてこの不安は、「持ち家だったら」「実家なら」とかあんまりそういうことは関係なくて「貯金がいくらあったら」とかもあまり関係ない。
毎月のキャッシュフローがプラスかどうかに尽きると思ってます。つまり、支出を抑えられればそれだけ経済的不安は小さくなる。あとは、入ってくる入金の方をどう作っていけるかに集中できる。
売上を目指してもしょうがないという人もいるけれど、もちろんその通りなんだけれど、それは少し高度な話で、駆け出しのフリーランスであれば、支出は小さくしたあとは、一旦どうやって売上を増やすかに注力することがシンプルかと思う。
商売上手な人を真似てみよう
他にうまく商売をやっている人がいたら、その人を真似てみよう。誰かの真似をすることで商売の仕組みを理解できるようになります。
いろんな人を真似する、勉強することによって、ようやく自分の軸や、自分の商売が見えてくる。それまでは色々真似してたらいいのだろうと思います。私も今でもいろんな人の真似ばかりです。
上手に商売をしている参考の中に自分の古巣が上がるかもしれない。しかし立場が変わって古巣を真似してみるうちにそこに儲かるカラクリが見えてきたりすることもある。自分に染みついた概念を店卸しするためにも悪くない施策と思う。
時にこだわりを捨てて、何を売ってもいいんだと開き直る
独立した時は、古巣の商売に嫌気がさして「こんな仕事は意味ない」「こんな業界は腐っている」だから変えていく、こういう仕事は引き受けない、など心に誓うものです。
自分の軸、コンセプト、プライドはそれはそれで素晴らしいことだけれど。
武士は食わねど高楊枝、が重要な局面もあるけれど、独立して食べていくために、古巣の時と同じような商売をやってしまう、もうやらないと思っていた案件を引き受けてしまう、そんなことで自己嫌悪に陥ることもあります。
でも一人で食べていくことは大変なのです。
軸から外れるのも良し。持たざるもののハングリーさである。
法律に触れたり、人の道から外れたことをしなければ、自分のこだわりなど捨てて、何をして稼いでもいいのです。軸を手放してでも、食べていくために仕事をする、今はまだそれもまた良し、と自分を許しましょう。
プライドやコンセプトは、なかなか私たちにお金を与えてはくれないものです。現状の実力と思えばまだまだ伸びしろありです。これが持たざるもののハングリーさであり、武器でもあります。