自分の給料を自分で決めよう

従業員のままでいると「自分は〇〇万円もらうべきだ」と不満に思う思考に陥る人がいる。

すべき、べき、と言う言葉をまず使わないようにしましょう。

世の中に、すべき、べきものはなく、それは全て自分の主張を包み隠そうとする意図にすぎない。

「〇〇円もらいたい」とまず自分に素直な言い方にしよう。

会社における従業員の給与は、上司と社長が決めるもの

従業員の給料を決めるのは中小企業ならほとんど社長の独断であり、もう少し組織的な会社でも上司が適当に決めるのである。

給与面に不満が出ないように、いろんなロジックや昇進テーブル、スキル表などいろんな試みが行われている。これらは平等、公平の精神に則って、なるべく個人的主観を配して、評価、昇給をできるシステム、ルールを作ろうとして素晴らしい試みである。

しかし、そこまでできるのは、資本的、時間的、知的リソース的な余裕のある大企業だけである。

中小企業は好みで「えいやっ」と決めている、といっても過言ではない。

社長は、自分の取り分を確保してから従業員の給与を決めよう

中小企業の社長は、自分が儲けたい、自分の給与を確保したい、決めたい、と思いまずそれを実現する。

今年の計画を立てて、自分の取り分(給与に限らず、経費、配当、会社に利益を残す、いろんな形を含めて)を決める。

残りを、従業員に配分していく。

自ずと、キャップが決まるし社長が自己実現のために始めた会社なら、まず社長が自分のやりたいようにしてもしょうがない。そうしたくて始めたからである。

しかし、あんまり従業員を苦しめたら、誰もいなくなってしまう。

そうすると会社が立ち行かない、なので従業員から文句が出ない程度には昇給していく。

従業員に払いすぎて、自分が借金まみれ、自分の取り分がない、と言う中小企業の社長もいると思うし、時としてそう言うこともあるでしょう。

でも本来それでは継続できず、会社をやりたい、と言う意思を持っているのは自分だけなので、まず自分の意思を大切にするためにも自分が生活できる糧を確保しなくてはいけない。

従業員の満足度より、自分の満足度を上げないと経営が継続できない。

だからこそ、1人社長でやっていく。

社長と従業員が共依存関係にならないように、覚悟を持って1人でやっていく、と言う選択もある。

社長、従業員、どちらも搾取し合う形は美しくなく、幼稚である。

一緒にやってきたスタッフ達が、自立した社会人であってほしい、と思うときに

鈴木組の従業員であると、それは鈴木が各自の自立を妨げているのではないか、と思うことがこれまでもたくさんあった。

みんな1人でやった方がスピードアップし、覚悟も固まる。

また、ITの日進月歩を凄まじい。10年前より格段に1人でやっていくことが簡単になってきている。

独立を推進しているのである。

最後に、従業員はどうやって自分の給与を決めるか

従業員には自分の給与を決めることはできない、と言うよりもその金額を自由に上昇させることはできない、と言える。

逆に、急激に下がることも少ない。その会社からもらえる給与はある程度の幅でコンスタントに収まる。

従業員としてサービスを売っているあなた個人は、そのクライアント(雇い主)をキープした上で、

自分の新しい顧客も探し、いろんなサービスを提供していく。

そういった多面的な、報酬のもらい方をしていく。

何か作って物販してもいい、ブログを書いて広告収入を目指してもいい、土日に別の仕事をしてもいい。

ある場所では、従業員であるけれど、自分の人生と言うトータルの中では、皆経営者である。

株式会社自分の、100%オーナー社長である。報酬の多角化を目指して、自分の給与をコントロールできるようなりましょう。

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