誰しも創作や表現をしたいと思っている。子どもの頃から創作や表現を楽しんできた人は多い。
創作に目的などなく、ただ作りたいから作るのが子どもの創作である。
創造・表現の旅から降りる
しかし年齢が上がるにつれ、他の優れたクリエイターの作品を見たり、親や教師からのフィードバックで封じ込められていく。
「アーティストになるのはほんの一握りだ」と繰り返し洗脳され創作・表現から遠ざかる。ということがよくある。自分もそうだった。
影のアーティスト=業界関係者
言い得て妙、影のアーティストという言葉がある。
自分が創作・発表することを諦めそれでも創作に憧れて、アーティスト達のバックアップにまわる人たち。
この人たちが業界関係者に多い。
業界、というのは変な言葉だが、いわゆるマスコミや、エンタメ、クリエイティブ業界ならなんでも当てはまるとおもう。
そしてアーティストをバックアップしながら「どうしてこんな低レベルなアーティストが有名になれたんだろうか?」と見下しながら、おだて、宣伝プランを立てて、マネージメントして応援したりする。
影のアーティストからの脱出方法は一つだけ
「もう少し私があつかましければ、表舞台に立っていたのは自分かもしれないのに」
と心の中で呪いの言葉を唱えながら仕事をしている彼、彼女達は大きな恨み、ルサンチマンが溜まっていく。
その溜まった澱みは、自分を腐らせる。
やがてそれは周りをも腐らせてしまう。
どうしたらそこから脱出できるのか?
その解決策は創作・表現することしかない。
グレートアーティストを目指す必要はない。
また、あなたをそうやって陥れた(とあなたが勘違いしている)誰かを、
見返してやる必要もない。
ただ淡々と創作を続けることだけ。
創作することそのものを楽しめるようになるだけ。
それが批評家、影のアーティストから自分を抜け出させる唯一の方法である。