私は自他ともに認める、正真正銘の「にわか」です。自分で呆れることすらある。
でもニワカ、いいじゃないですか。ワールドカップの時だけ、サッカー盛り上がりましょうよ、と。文化を気軽に楽しむ、新しい習慣の始め方として、ニワカルチャー(にわか+カルチャー)のススメです。
勝ち進む「なでしこジャパン」
世界ランキング11位の「なでしこジャパン」は1次リーグ初戦でザンビアに5対0で快勝。コスタリカにも2対0で勝利し決勝トーナメント進出をもう決めている。そして31(月)に世界6位のスペインと戦う。スペインも決勝進出を決めている。
周りからプッシュされてニュース追いかけつつ応援している。まだ1試合も見てない。でもスペイン戦は観戦するつもりだ。これぞニワカファンである。そしてこれ以上のことは知らない。
でもすでに自分の興味のフレームの中に、なでしこジャパンを入れたのでもう十分、にわかファンである。
オタクのマウンティングとマンスプレイニング
オタクという言葉も、マウンティングという言葉も両方嫌いだ。オタク同士のマウンティング、地獄のような光景だと思うが散見する。古参のオタクが、にわか、新参を知識で打ち負かして追い出そう(?)という光景だ。
古参のオタクは、自分が頑張って得た知識を発表したい、試合がしたい、という思いの丈をぶつけつつ、自己肯定感の低さからストレスフルな日常を過ごしており、そのルサンチマンを晴らす合体技で、にわかファンを駆逐している。
こういったマウンティング行為は、パワハラ、ロジハラの一種でこれからは逮捕されちゃうかもしれないとすら思う。
特に男性に多い行動らしい。男尊女卑的な古い価値観に縛られているのであろう。ひたすら自慢げに説明する様子は、「man(男性)」と「explaining(説明する)」を合体した造語で、マンスプレイニング(mansplaining)と呼ばる。
しかも新参を追い出せば、そのマーケットは縮小する一方である。にわか、新参を大切にしなくてはいけない。
にわかに戻ろう、新しいことを始めて初心者になろう
これは趣味だけにとどまらない。特定の飲食店に通い常連顔していても同じことが起きる。たまにはアウェイへ行って、その店の常連に揉まれて初心を取り戻さなくてはならない。裸の王様、小山の大将では心の新陳代謝がないのである。
人間は変化を嫌う生き物である。にわかに戻るには勇気が必要なのだ。
初心者に戻る方法、それがちょっと面白そうだなと思ったらにわかファンになることである。新しい知識、経験は楽しい。心も体も若返ること間違いない。
私は今年、にわかなでしこジャパン、にわかトライアスリート、にわかブロガー、にわか小説家である。今週、カメラを買ったので早速にわかカメラマンである。