プチブームとどう向き合うか

2023年6月2日

某、有名レストランにて。ものすごいブームが台風のように到来し、ちょっと風が弱まったところに久しぶりに伺い、ご馳走になってきた。なかなかそういうブームを乗り切るのは大変なのだと色々伺って勉強になった。

新規の一見さんが多数押しかける

YouTubeショートで実験的に2ヶ月半程度、ベース演奏に関する動画を、毎日というコンセプトであれこれあげていた時に、新規のお客さんが押しかけ自分の規模では十分プチブームだった。何万回と再生されるので如何に、楽器ジャンルがYouTubeで人気があるのかと驚いたが、実際は困ったことが多く、プラスは少なかった。

望まないお客さんが集まってしまう

困ったことの一つ目は、たくさんの人が来ると望まない人も呼び寄せてしまうことである。コメントの質も悪く、誹謗中傷もよく投稿され低評価を押されるので、むしろそういう人には来てほしくないのだが、ショートでちょっとバズるとたくさん人が来てしまうのでしょうがない。チャンネル登録してくれても、クリエイティブに関するトークの本編とは相性が悪く、評価も下がる。

たくさん新規が来てもフォローできないのでリピートしない

またいっぺんに新規視聴者が増えても、その視聴者のニーズに合わせた商品もコンテンツも用意してないので対応ができない、そうすると満足度も低いのでリピートもしない。つまり、ただチャンネルの評価を下げるだけなのである。なので、じっくりと戦略に沿った顧客に、チャンネルのコンテンツ準備や接客と、足並みをそろえたスピードで集客されるのが望ましい。新規顧客に合わせたコンテンツを投下してしまうと、本来増やしたい既存顧客の路線の常連客の評価も下げてしまう。つまりプチブームを乗りこなすのはなかなか難しいのである。

プチブームを乗りこなすには

ブームの受け皿の準備が大切である。まず戦略に沿ったプチブームであることが大前提である。その上で訪れてくれた一回きりの一見さんも、その一回で満足し、提供側も一回だけしか来なくても利益が取れるような仕組みをしっかり準備されてないといけない。また一見さんの中からリピートする人が出てくるように、戦略に沿ったお客さんはしっかりとアプローチしてあげる必要がある。そして、既存顧客がブームの最中も、ストレスなく利用できるような配慮が必要である。チャンネルの入り口は、新規向けに最適化していたとしても、コアなコンテンツで既存顧客へフォローすることが肝要だと思った。

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