「2023年」展を無事終えることができました。
来場いただだいたみなさんありがとうございました。そして作品を出してくれたアーティストの皆さんも本当にお疲れ様でした。
誰かの物語
作品を通じて、誰かの今年を知ることができました。それは本当に驚きに満ちた体験でした。
話を聴きながら、作品を見ながら、
その誰かの輝いた瞬間を鮮明にイメージすることができました。
そして、各々が全然違う世界を生きていることのわかりやすい事例として「ご存知の、お馴染みの」という枕詞で話し始めたのに、全く知らないキーワードが出てきて唖然として大笑いさせてもらいました。
「ハセツネ」「ビール界のマイケルジャクソン」「LLM」など、説明無いと何のことかさっぱりわかりませんから。
友達や来場者を通じて語られる誰かの人生、それを追体験する心の旅
在廊しているアーティストの友達がたくさん訪れてくれて、私はドリンクを出しながらみんなの話を聞いていました。
アーティストたちは、自分の近況やこれまでのやってきたこと、この作品に帰結した理由などを語り、その友人たちがいつの時代の友人で、どんなつながりを持った人なのか、そのバックグラウンドに応じて、切り口を変えて説明していました。
いろんなアーティストに人生の歴史があり、心の旅を続けてきたというのを実感したとともに、その体験を通じて聞いている人たちも、追体験する心の旅を楽しめました。
psymenさんが、こんないろんな時代の友人が一堂に介して集まるのは結婚式以来なかった、と懐かしい話をしていましたが、確かにそういうものかもしれません。
新しい出会いでもある
誰かの友人が、また誰かの新しい友人にもなる。
新しいマッシュアップが生まれて、新しいプロジェクトや作品につながっていくんだろうと思いました。
場所や時間の持つ力を再認識した機会にもなりました。
楽しそうなことが、皆をエンパワーする
アーティストと作品展示の楽しそうな様子が、遊びに来たお客さんたちにも影響を及ぼしていました。
作りきって展示まで漕ぎ着けたなんてすごい、
私も出せばよかった、
今年やっぱり作ればよかった、
来年は挑戦したい、
そんな声をたくさんいただきました。
楽しそうにしている人を真似したくなる、それが遊びの、ものづくりの、もちろん生きていくパワーに繋がる、そう思ったのでした。
改めて皆さんありがとうございました。メリークリスマス。