企画には、脳のメモリを拡張してくれる大きい机が必要

机が大きいことをお勧めしています。それがそのまま企画仕事の効率に影響していると私は考えています。

企画という仕事の特性について

企画の仕事は、私は「暗闇の空中ブランコのようなもの」と思ってるんですが、あまり他人には響きません。

あっちかな〜?と手を伸ばしたら、そこにたまたま次のブランコがあった、

というようなものを、偶然の閃きのように繋いでいくものだからです。

一見関係なさそうなものが、つながりあって一つのストーリーある企画になっていくのです。

現在、過去、未来、社会、自分、お客さん、などいろんな要素が混ざり合って、

「あ!これかも」っていう瞬間を待つのです。

そうなるといろんなものが、同時並行している時に起こりやすいし、ずっと考えていてもしょうがないので、心や脳が思うままに、適当に仕事を進めるのです。

そうすると、思いつくままにいろんなものを取り出して始めることになるので、机がすぐにとっ散らかります。

学校なら「1つ終わったら1つ片づけなさい」と教わるでしょう。

それは学校の机は小さいからです。しかし、そんなことを片付けていたら、ひらめきは訪れません。

大きい机なら、途中のまま置いておける

出しっぱなしでいいのです。

机が散らかってないことよりも、何か思いつくことの方が大切だからです。

ところが散らかっている机というのは、

ものを探すのに時間がかかったり、コーヒーをこぼしたり、ゴミでいっぱいになったり、ニッチもさっちも行かなくなることもあります。そういう時は仕方ないので片付けます。私も一区切りつくごとに片付けます。

片付けるタイミングを減らすためにも、大きい机が重要なのです。

大きければ、置きっぱなしにできる量、ほっとける時間に余裕が生まれます。

それは即ち、アイデアが降りてくるのを待てる余裕、そのものであります。

だから、大きい机が重要なのです。

部屋に対して机がデカすぎて邪魔である、くらいでちょうどいい

いろんな住宅事情があると思いますので、どんなサイズというのは言えませんが、

その部屋に置くことが可能な中で最大のサイズがいいでしょう。

そうすれば、デザインを机いっぱいに広げることもできるし、アイデアカードを、思う存分並べることができます。

オフィスを借りていた時は、最大で幅120センチのデスクを4つ島にして1人で使ってました。

流石にそれはやりすぎですが。

今も、家に遊びにきた人は、私の机が部屋の大きさに対してデカくて邪魔すぎる、真ん中に置いてあって贅沢な使い方すぎる、と言います。

でもそれでいいのです。机が主役なのです。

自分が多少移動が面倒くさくても、ここに立ったり、座ったりしてアイデアを考えるとき、何か書くときに、十分なスペースがあることの方が、大事なのです。

パソコンにおけるメモリのようなものだと自分では思っています。