大きなお金と時間があれば自分より効率のいい投資先を見つけられるのかもしれない。
他の会社や、事業・不動産、いろんな利回りの効率がいいものにも張れるし、そのために調達することもあるだろう。
そういった投資家マインドはなかなか持つことが難しい。
若い時、小さい時からの経験の蓄積である。なので、そう誰でも投資家にはなれない。
同時に、多くの人は、投資できるお金も時間も、少ないだろう。
そんな少ない元手をどうやって増やそうか。私も含め臆病者にもできる一番固い投資はなんだろうか?
イデコかニーサか、インデックスファンドか。(これらは臆病者にもお勧めですが)
一番固い投資は自分の人生というプロジェクトへの投資
金融商品でも、不動産でも、ベンチャー事業でもなく、自分自身への投資である。
金融商品も不動産もベンチャー事業も途中で頓挫することがよくある。自分のせいでなることもあれば、時流に合わせてなくなってしまうこともある。
アンコントローラブルの要素が多分にある。
自己投資は、自分が生きてる間はコントローラブルな要素がおおきい。自分の人生はそうそう他人のせいにはできないからである。
また途中で頓挫してしまう、つまり死んでしまうことももちろんある。しかし、死んでしまったとしたら、その後の利回りを考える必要はない。そこがゴールだからである。
なのである意味、途中で頓挫することのないプロジェクト投資が、自分の人生に投資することだと思う。
事業や開発プロジェクトにお金を使って失敗したら残るのは借金だけ(?)
事業が失敗したら何も残らない。
「たくさん外注費使ったな」と思い「借入がXXXX万残ったな」と思って終わりである。
何も残っていない・・・・、と失敗、撤退の度に思っていた。
しかし、そんなことは無かった。
「あー、今回もこういう理由で失敗してしまった」と落ち込む自分が残ったのである。
落ち込むだけでなく、「次、もしもやるならこういうやり方はやめよう」と反省するのである。
これは「学習」を行なったのだと思った。
もちろん、賢者は先人に学びもっと上手に学習するので、余計な特損や借金を生まないのであるが。
中国語学習とトライアスロンに100万円
同じ100万円を使うにしても、
もっと自分自身を成長させた方が、費用対効果が高いのではないか?
毎月100万円の外注費を使ったら年間1200万円かかるが、
自分に100万円投資したら中国語がかなり喋れるようになり、中国プロジェクトを引き受けたいな、と思い結果中国関連のプロジェクトに携わっている。
ここまで実に1年半の話である。
自分の健康に100万円投資してみよう、とトライアスロンを始めた。
トライアスロンを通じて、健康な肉体を手に入れることができて、出張もロケも、荷物持ちも楽になった。
時間管理スキルが見違えるように進歩した。(3つの種目の練習のスケジュールを組むのが過酷なのである。)
トライアスロン事業はまだお金にはなってないけれど、
社長にはおすすめのスポーツであり、きっとこの後自分の大事な商品になっていくだろうと思う。
100万円があっさり消えることもあるし、じっくり喜ばれて使われることもある
発注者、受注者、どちらにも100万円の外注費を、なんとも思わない人たちもたくさんいる。
これっぽっちの金額ではどうにもならない、と鼻で笑われるようなこともある。
そういう人たちと100万円を使うと、100万円の価値が毀損してしまったように感じる。
逆に、100万円をありがたがれる人たちと100万円を使うと、
「今回、100万円でこんなにいろんなことができて、めちゃくちゃ楽しかったね」
となる。そうすると100万円が1000万円くらいに感じることがある。
事業投資もいいけれど、時に自分に100万円使うことも、効率のいい投資先なんじゃないかな、と思うのです。
自分のお金を一番大事に使ってくれる人に投資した方がいい
「組織にお金使って意味ありますか?」と10年前に師匠に言われてその時は、そんなもんかな、と思ったけど、
それ以上にその価値を最大化、真剣に取り組んでくれる人に使うべき
つまり、ここでいう一番そのお金に真剣な人は自分だから、
ということを言いたかったのだな、と今はわかります。
編集後記
季節がやっとかわり、気分も変わってきましたね。
もう冬、年末です。良いお年を!(早すぎるって!)