家という言葉の意味
三省堂新明解国語辞典によれば2つの意味がある。私的な生活を、自分や家族と共に過ごすための建物のこと。諸説あるらしいですが、寝床とかいる所みたいな意味で、あんまり深い意味はなかったのかもしれない。自分が過ごす単なる建物としての家。これはまあわかりやすい。家族と暮らしていると、家はまた少し違った意味合いを感じる。たとえば「家(うち)はお小遣い制なので」みたいな時に使い、読み方も「うち」という場合も多い。内とも書けそうな。
○○家の家
もう一つは、親や兄弟などの関係で結ばれている人々の集まり。またその系統。鈴木家、というような家。長子相続的な昭和を感じるマインドセットが色濃い、家という意味。家が大切で、代々守ろうみたいなのは、資産、財産と結びついてからだろう。日本の家父長制は明治時代に一般の人に定着したと言われており、一般の人も私財を蓄えられるようになったので始まったのだろう。
学校に行きたくない
調査方法にも問題があるらしいが2020年度の不登校が過去最高と。コロナも受けその気持ちはわかりやすいし、増えて当然かと思う。家の制度と同じように学校の制度も金属疲労を起こしているのだろう。学校にも会社にも行きたくない。かといってうちにもいたくない、帰りたくない。現代人にはまず森の中で一人になりたがっているんじゃないだろうか。