受託ビジネス

桜の先に大きなビルが見える。

IT業界

IT業界といってもいろんなプレイヤーがいて、アプリで一発当てて上場しよう、世界でヒットさせようというスタートアップベンチャーから、国や巨大企業のシステム開発請け負うベンダーや、一般企業のWEB制作を請け負うHP制作会社まで色々である。

受託ビジネス

私はIT業界の仕事の中の、HP制作請負の仕事を20年やっている。「受託ビジネス」と呼んでいるが耳馴染みのない方も多いと思う。顧客企業、どんな会社でもWEBシステムやスマホサイトやアプリが必要な時代だが社内にそのスキルセットがない、なので外注として広告代理店や制作会社に依頼する。これを引き受ける仕事が受託ビジネスである。

自社ビジネスを持ちたいと思うITベンチャー

ITベンチャーの多くは自社ビジネスを持ちたいと思っている、自己決定権のあるビジネスの主体になりたいと夢見ている。しかし受託ビジネスの仕事がたくさんあり、これを引き受けていれば食べていける。なかなか自社ビジネスへの舵が切れない。それだけでなく、仕事の仕方がリアクティブ、受け身になってしまう。稼働したエンジニアの給料を請求する受託ビジネスは、プロアクティブにビジネスを作り切り拓いていこうという思考だと、自社に損が出るから相性が悪いのだ。そうして自社ビジネスは夢のままになってしまう。

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