雨水の頃のやる気の養生<やる気と季節の関係#4>

雨水(うすい)とは、2月18日〜3月5日頃、啓蟄までの期間を指す。

二十四節気の2番目である。

人間は自然な生物なので、自然の巡りの影響を受ける。

それをわかりやすく教えてくれるのが、太陰太陽暦の二十四節気である。

立春、雨水、啓蟄に至るまで、自分の気持ちが不安定になってやる気がダウンしてしまうのは、

季節によるものが大きいから

必要以上に気にしないことです。

やる気の急降下の原因は、気温の乱高下による体調不調

春の入り口であるこの時期は、

冬と春、陰と陽がいったりきたりものすごいスピードで混ざりあう。

身体のセンサーがまず狂う。そこからすべてのリズムを乱されて体調不良になってもしょうがない。

冬のダメージ、元々悪かったものが露出する、それがアレルギー

春の不調は、冬にため込んだ内側からくる不調だと言われている。

身体の中に元々あった悪い部分が露出してくるわけである。

体と頭が目覚めていない状態、つまり交換神経優位にはなっていない。

そんなときにため込んだ不調が膿を吹き出すのである。

養生して、ひがなもん、やり過ごすしかないのである。

自然に落ち着いてくる。

この時期は寒さと冬に合わせる。

雨水のころは、3日寒くて4日暖かい、そんなことを行き来する時期なのである。

この時期はまだ自律神経の方(冬の神経)を優先するのが良い。

厚着をして温かくする、お腹をやすめる、消化にいいものを食べる、

そういったことがいいのである。

時々垣間見える春の匂いに浮き足立たない方が、身体のリズムをつかみやすい。

寒い方の日に基準をあわせましょう。

まだ冬だよ、と言い聞かせながら、ゆっくり春になればよいのです。

やる気と季節の関係