なんだかんだ言って、おすすめの本知りたいじゃないですか、ということで。夏休み、読書感想文の季節。大人の読書感想文と称して長い休みが取れるからこそ読みたい本を。
7つの習慣(新書サイズ)
一冊だけおすすめするなら7つの習慣(特装版)です。そしてみんな実は読破できてない人も多い。
何回も行ったり来たりするので、Kindleじゃ読みにくいです。
そして机に向かって集中して読んで読みおわる本でもなく、ちょこちょこ読まないと読み終わらないので小さいサイズの新書版がおすすめです。持ち歩いてちょこちょこ読むしかない。且つ上記リンクのPVCカバーがついたバージョンが、長い時間をかけて読むのにおすすめ。紙表紙だとぼろぼろになります。
なかなか読み進められない理由は、自分との対話が必要な本だからです。
対話と会話の違い
対話も会話も2人以上いないと成立しない。会話はシンプルに二人以上が話すこと。二人の会話によって、抱える問題が一次元上から見れるようになり(アウフヘーベン)、問題が解決すること。それが対話である。
より高度で訓練が必要なのだが、一行一行において、著者と読み手、時に内面の自分自身と読み手である今の自分による対話を求められる。平たく言えば、考えさせられて先に進まない、ということが起きる。
とにかく読み進められない
さらっとまず読もう、と思うのだけれど、見開き2P読み終わるのに数日かかった、ということも往々にしておきる。20代後半ではじめて読んだ時も半年くらいかけてようやく最後まで読み終わった。
途中で投げ出してしまうのだ。考えたくない現実をこれでもか、と考えさせられる。そうすると、読むのが辛くて進まない。また難しい、書いてあることが理解できない、自分の経験と置き換えて寄り添って理解しよう、と思っても経験と想像力が足りない、などあってどういうことなのかな?と思っているうちに30分経ち、などで進まないのである。
そうして途中で辞めてしまった人が多い本である。
しかし、まさにライフハックというか、人生の教則本というか、根源的な生き方のノウハウを体形立ててまとまった本であり、例え話など含めて素晴らしく完成度の高い本でもあり、とりあえずこれを読んでおけば間違いがないと思う。
基本的にはワークショップ形式である
対話を求められてるというのはつまり、その都度考えなさい、と時間を取るように進められる。
自分の葬式の様子を思い浮かべてください、と指示されてそれをまず思い浮かべて、そこから気づいたことを自分なりに咀嚼した上で先を読み進める必要がある。
なので都度自分の深いところ、触りたくないところに触れていく作業が必要になる。
これは辛いことであり、恐怖や深い悲しみを味わうことになるかもしれない。だから辛くて先に進められないのだ。
自分と向き合いこのワークショップが最後まで進めることをこの夏挑戦してみてはいかがでしょうか。