買い物、消費ってなかなか難しいですよね。
買い物の基準を持つ
マーケティングや洗脳、依存症で買い物させられていることも年中。
それほどに買い物はなかなかに難しい。
単純な基準をいくつか持つことで買い物を抑制することができる。
色しばり
私もそうだし、我が家の息子もそうだけれど「黄色しばり」というルールがある。
基本的に、黄色ないしは気に入ったカラーでない限り購入しないということである。
色が気に入らない場合は、絶対に購入しない。
これだけでかなり余計な買い物を抑えられる。
ただし問題は「珍しいからストックにもう一着買っておこう」という、別の無駄が生じてしまうので注意が必要だ。
中古しばり
中古マーケットというのがすごい隆盛である。
だから可能な限り中古を買う、という最初のルールがある。
どうしても新しく発売したばかりの物が必要な場合は新品で購入する。
例えば、iPadProは今回の製品が新しい形だったので最新で買わないといけなかった。
しかしこれまでは1年型落ちの中古を、新型発売と同時に毎回買うスタイルである。
新品は夢とブランドを売っている。
中古のプライスは、現実の価値を売っている。
なのでそこから逆説的に、
新品と中古のプライスの差があまり無いプロダクトは優れてるんだなーとよく思うのである。
中古と新品の価格差が5倍以上あるものは、正直買わなくていいプロダクトである。
売却価格が1/3以下になるものは1万円以上かけない
先日、モンベルのROSEPACK20を1900円でセカンドマーケットで購入した。
衝撃である。しかし、これはバックルの故障なので仕方あるまい。
本来なら中古でも3000円程度だろう。それでも新規購入なら9350円の現行品である。
命がけの登山では無く、タウンユースの日常使いのリュックなど、使い倒してボロボロになっても問題ないでの中古で十分である。
10000円のリュックで3000円で中古で流通するなら、買い取り価格は1500円程度であろう。
そんな風にセカンダリーマーケットを意識して物を買う。
このリュックと同じように、消耗品と呼ばれるような物は、売却価格が1/3以下であることがほとんどである。
1万円以下なら使いきれば無駄にならない、という心の中の線引きである。
2万円で買っても、売却して6500円以下になってしまう物なら、過剰投資である、という判断である。
そういうときにも中古を検討する。
6500円の買い取り価格のものなら9000円程度で売られているだろう。
1万円ルールにもはまるし、丁寧に使えば多分、5000円くらいでまた買い取ってもらえる。
それはすごく賢い消費者的行動だろう。
高級品の場合、セカンドマーケットでも高値が付く場合もある。
だからといって転売目的で買ったりは、守備範囲外ではあるのだけれど3万円で買ったウィンドブレーカー、秋冬毎日のように10年近く着た古着を5000円でセカンドストリートが買い取ってくれて、さすがに大丈夫か?と思ったけれど、まだ着れるし誰かに活用してもらいたい。
資源やものを無駄にもなりにくい。
消費者であることは、かしこくない
マーケティングと消費行動を当たり前に感じている私達は、私達はすこしでも賢い消費者であることが美徳だと信じ切っています。
しかし、本来消費者というのは、やはり消費の奴隷であり、
消費社会からどうやって、半歩さがって、距離を取って暮らすか、
というのがもっとも賢い判断である。
誰か身近な人達と助け合って暮らす時に、
消費者マインドが抜けないと、どうしてもTAKE優先、だれがどれだけ得るのか、奪うのか、ということに観点が行ってします。
与えることからはじめて、幸せに暮らしていくためには
自然の恵み、永遠の時間の流れを感じながら、豊かに暮らす必要がありそれは消費、ということとは一線を画した生き方なのであり、そんな風に賢く生きたい、と常に思いながら、今日も私は買い物をする。