紙の書類が無いにこしたことはない
PDFの活用、なるべくiPadやMacで元の文書データそのものにあたる。
またはその文書そのものを、もう作らなくていいんじゃない?
というようなワークフローの改善である。
紙にはいろんなリスクもある、だから紙を出さないことは大事である。
地球にも良くない。
イベントや撮影現場のタイムスケジュールは印刷がまだまだ基本、だけど
台本や香盤表、スケジュール、これらのものはプリントアウトされていたほうが便利である。
私は撮影の後、台本やタイムスケジュールの紙のあまりをすべてリュックにいれてもらって帰る。
一人ブレストの時に裏紙を利用する。
で、そのメモは必ず手でちぎって捨てるので、安心である。
自分のメモを破かないで捨てることは100%無いので、
裏紙も絶対に破って捨てることになる。
ただし、現場では1日で500枚単位で無駄紙が出たりするので驚きの限りである。
自宅に何千枚も裏紙があって
「あれ?俺あと何年でこれ使い切る気なんだ?」と最近になって
我に帰りすこし考え方を改めることに。
現場も徐々にiPadが浸透
多くの人が、iPadを持ってる。
監督、カメラマン、AD、演者、全員もってたりする。
そこでPDFで見やすいフォーマットで配布。
当日「あ、私これで見るんでいらないです」
という人があきらかに増えた。
良いことである。
スマホで無理して見てる人もいるが
「いつもこれなんで、大丈夫です」
と普通に慣れている。それもいいと思う。
紙より電子画面の方が環境負荷が高いかもしれない・・・。
でもそればっかりは分からない。
なので分からないけれど、でも余計な紙はないほうがいい。
現場がペーパーレスになることは望ましい。
私も決して、紙で台本をみたい訳ではない。
余ってるから持って帰っているだけである。
私とシュレッダーの歴史
さて、そういうことでペーパーレス化が進むのだが、
今ある紙をどうすればいいか?
ということで先日、生放送しながら手で日記をちぎるという
精神修行をお送りしました。
その後、残りはシュレッダーにかけた訳なんですが
シュレッダーをかけることが比較的好きである。
シュレッダーかけは、無心になれる。
不要な紙はすぐシュレッダー、必要な書類も毎月棚卸ししてシュレッダー。
ところが、従業員時代に、こういう人達を見かけた。
自分が忙しいからとシュレッダーを他人に任せる人である。
これは直接的に頼むこともあれば、シュレッダー箱という箱があって
そこに書類をいれるのである。
で、だれか、アルバイトの人とかがシュレッダーするのである。
自分でやれば一瞬で終わる仕事を、貯めることでアルバイトが半日がかりの仕事になったりするんだけど?
このちりも積もればをどう解釈すべきなのか私も悩んでいた。
10枚くらいまでまとめてシュレッダーできるわけで、
その場でその人がやればまあかかって10秒である。
ところが、10枚X10人X10日になると、1000枚になる。
そうすると、10枚くらいに手でわけるのも手間がかかるし、
100回X10秒なので1000秒かかる。
そこにさらに落とし穴があって、熱で動かなくなるのである。
ですこし待ち時間ができる。
つまり3倍程度追加の時間がかかるとすると3千秒およそ1時間ちかい。
これが100枚、100人、100日分とかなったらとんでもないのである。
自分でその都度やれよ!とほんと思っていた。
積み重なった巨大な段ボールの不要紙、どうするんだこれ?と。
それを延々と、バックオフィススタッフや、アルバイトチームと一緒にシュレッダーをかけていた。
まとめてやると非効率なのである。
「だったらヤマトの熔解ボックスたのめばいいじゃん」
と言われ、たとえば法人限定のサービス「熔解ボックス」の出番ということにあいなった。
そんなにコストは高くない。アルバイトにシュレッダー頼む時給と同じくらいであろう。
でも、
熔解ボックスに溜まっていく間が嫌なのである。
見かけが散らかってみすぼらしい。
その間に、どこかに飛んで行って漏洩するリスクもある。
それならと鍵がかかるような、巨大なボックスの登場である。
ここまでくると
「なんじゃこりゃ〜」と思う。
「この中に入ってるのは、いらないものなんだよ?そのためにこの巨大で堅牢な箱必要?」
「人間とはここまで業の深い生き物なのか!」
と驚かずにはいられなかったのである。
シュレッダーをシェアオフィスで借りる
そういえば、その前段として
シュレッダーを数年前に唐沢Pに引き取ってもらったのである。
彼はまだ台本もたくさんするし、
撮影香盤もたくさんすってもってかえって廃棄する訳で、
私より出番が多いのでもらってもらった。
私はもうあんまり使わないかなと。
ところがあげちゃったから2千枚程度溜まってしまった裏紙、廃棄する方法がなくなった。
そして手帳や日記など手書きのものは、
確実に消去したかったので自分でシュレッダーした。
どこで借りたかと言えば、シェアオフィスである。
こういうときに、コワーキングスペースが役に立つのだ、今後も活用していきたい。
溜まった裏紙はシュレッダーするには多すぎる。
そこで熔解ボックスも試してみよう、と思ったのだけれど
とあるサービスでは
・法人限定
・法人の通常の取引が必要
という感じだった。昔はそれなりに取引あったが今はまったくない。
そこで、もちろん法人で新規登録を申し込んだ。
そうすると「営業より電話が行きます」
と申し込みフォームに表示された。
しかし、その日から今日まで電話は無い。
おそらく、そんな小さな一人法人の熔解ボックス、それも1件だけ
とかお互いにミスマッチで不幸なのである。
そう思うと、頭に戻るけれど、
やはり、一人法人にはペーパーレスがベストチョイスなのである。