「不安」を埋めてくれるサービスに気をつけよう

情報商材や、薄いセミナーに30万も払ったらあかんで!という話である。

エンターテイメントの基本は、

視聴者の満たしたい感情を如何にうめるか?

どの感情を埋めるか?である。

視聴者のニーズなんだけど

理論的なニーズだけじゃなく、

感情的な欠乏感・ニーズをどう埋めるか?なのである。

コンプレックス商法

コンプレックス商法というのがあります。

満たしたい感情をまさに刺激して高額商品を購入させるのである。

詐欺とは言い切れないものが多い、

ニーズもある、

またなんとも絶妙な、高額といえないこともある。

なんとも微妙なところ、やり方がうまいのだろう。

誰しも「不安」を埋めたい。

私のコンサルも不安を埋めるということから考えると根っこは同じである。

とにかく売れれば、それでいい

ただ、とにかく成約させてしまえばそれでゴール、とあさましい。

そこまでは緻密に設計されているけど

その先は中身がない薄めの情報商材動画と、

オンラインでのやりとりに30万円払うのはどうかな?

と思うのである。

30万円を細かく使ったら相当いろんなもん買えるよ!?

「30万なら別の使い方があったかな〜」

と、思うので私はあんまりおすすめはしない。

半年で30万円なら、

個別の1対1でのサービスをしっかりと受けられる金額だからである。

私の個別コンサル16000円なら18回受けられます。

美容院に30回いけます。

半年で使い切るなら、週1で美容院いっても足りません。どうすんの!?

一人暮らしなら、家具を全部買い換えられる。

家電を全部買い換えるも出来るかも?

iPhoneの最新機種も買える。MacBookProもちょっと足せば買えます。

それに比べたら、1つの情報商材系セミナーで30万円はおかしいよね、って思えるよね。

それが、みんなでワーって追い込んで、買わされちゃう。

それはほんと気をつけ方がいいよ。

変わりたいという欲求を満たす

今の自分がダメだから幸せになれない、

だから変わる必要がある、変わりたい。

その欲求は、正しい。正しい劣等感である。

劣等感は誰にでもある。それが自分を変える原動力である。

ところが、

劣等感をこじらせて自分の行動に変えられない人がいる。

「どうせわたしなんて」と自己憐憫する劣等コンプレックスである。

コンプレックスにせずに奮起していく必要がある。

その奮起するときにうっかり、

コンプレックス商法にはまってしまうのである。

うまいものである。いろんな満たしたい感情があって、

二重三重に罠が張り巡らされているのである。

コンプレックス商法の何がだめか?

コンプレックス商法はよく出来ている。

商材の中身がしっかりしていれば学ぶべきこともあるだろう。

誰しも、何かにすがりたい弱さがあるからである。

埋めたい感情、

すなわち「不安」を埋めてあげて、

次のステップにすすむ勇気を導き出してあげる、

そういった商品開発をしていくのは、確かにイノベーションである。

その「不安」わざと作り出していないか?

コンプレックス商法は「不安」を満たしてくれる。

生命保険でも、美容整形でも、婚活、モテコンサル、ナンパ塾も、占いでもなんでもそうだけれど

高額セミナーで「不安」を埋めてくれるなら感謝されるかもしれない。

しかし、

その不安がそもそも、コンプレックス商法の営業による口車や、

集客用YouTubeのトークそのものから生み出された「焦り」「不安」

変わらなきゃという「欠乏感」だった場合どうでしょうか?

それをマッチポンプといわずとして何というのでしょう?

自分でウィルスをばらまいて、

ウィルス対策ソフトを売るようなビジネスであるとも言える。

そのマッチポンプで人間の不安を満たしてあげて金を巻き上げるのは

たしかにビジネス上はイノベーションかもしれないけれど、

そんな経営者はなかなか、枕を高くしては眠れないだろう。