奥さんからのネットニュースの又聞きではあるが、
九州から東京方面への土砂降りの低気圧と共に移動してたフェリーが、風に煽られて予定より早く到着してしまった、と。
こんなに科学で動力が発達しても、風と波でそんなに早くなっちゃうのか、と驚いた。
漕がないと進まないよ
先日トライアスロンの海連に参加したときに、
泳いでる動画を一緒に見ていて
「動ききれいなのに、あんまり進まないよね。漕いでないんじゃないの?」
っていう指摘と気づきがあり。
上半身が貧弱で、腕の筋力が無い、というのはもともと顕在化した課題だった。
で、南紀白浜がすぐきてここは試合なので、無理せずこれまで通りのスイムで泳いだ。
とりあえず、手を回してゴール。
その後、プールで練習してチェックしながら
「たしかに漕いでないな」と再認識。
漕いだら手が疲れるから・・・。
ただ水面ちょっと下を手を滑らせているだけかなと思った。
いざ、漕いでみると、あばらから脇腹まで、ピキピキと筋肉が引きつり筋肉痛の最中である。
トライアスロンのスイムでは、あんまりバタ足しないのです。
ウェットスーツの浮力に助けられるので、キックしなくても下半身が浮きます。
足は、バイクとランで使うので、体勢を整えるためのキックにとどめるのです。
だから、手で漕がないとますます進まないのです。
これまで、非力だったといえばそれまでですが、
意識して漕いでなかったなと。
海に浮かぶと勝手に流される
時々、ラッキーな時もあるのである。
波に乗ると勝手に、びゅん、びゅん、と浜に押し寄せられるように流れる時がある。
そうすると泳ぐより早く進める。
それがあるから海は楽だというのもある。
一方で、逆に働く時もある。
潮が逆流してるのにそれに逆らって泳ぐ時、
船酔いして気持ち悪くもなるし、何よりクタクタになる。
うまく、ここでも波のタイミングを見て泳いだら楽なんだけど
自分が水の中にいて、他のスイマーともみくちゃになってるのに
そんなこと無理なのである。
で、うぎゃーとなるわけだけれど、そんなもんかと思って
試合の時は、ぺちゃぺちゃ手を回して
とりあえず脱力して泳ぎ続ける。力んでも大して早くならないので。
勝手に進む、戻されることもあるけれど、結局は漕がないと進まない
そんな感じで風や波はコントロール不能な自然である。
だから気にしてもある意味しょうが無いのである。
しかし、一つだけ確かなことは、
「漕がないと進まないよ」である。
これは逆に言えば、漕げば進む、たとえ遅かろうとも、
腕がパンパンで、脇腹がつろうとも漕げば進む。
皆一様に、なかなか、思うようにならないものである。
思わぬ逆境に陥っている同志達も多いと思う。
しかし、そんな時も漕げば進むのである。
とりあえず、思い通りのフォームでは無くとも、今日も少なくとも一漕ぎはして、
人生を進めていきたいのである。