鈴木なりの定義をお伝えします。
そしてまずはプロジェクトマネジャーからはじめましょう。
マネジャーは本来はドラッカー的に言えば経営者です。
なのでマネージメントこそ神髄なのですが、
プロジェクトマネジャーという時に、経営者が求められてる訳じゃないので、
その、市井で使われているプロジェクトマネジャー、PM、プロマネ、進行管理、と呼ばれる、
なんなら補佐的な業務について整理します。
まずプロジェクトリーダーとは?
何を為さないべきか、
何を為すべきか?
このプロジェクトの成果は何か?
どうやってそれを実現するか?
を考える人です。
プロデューサーとも言えるし、
出資者・プロジェクトオーナーであることも多いでしょう。
経営者であり、知能と勇気が必要です。
今日は、プロマネの話がメインなので、リーダーについてはこのくらいにとどめます。
プロジェクトマネジャーとは?実行者であり、実行させる者です。
リーダーと一緒に考えたビジョンを、
①計画に落とし込む
②その計画を制作スタッフに伝える
③スタッフを勇気づけてビジョン、計画の実現に向けて、一緒につくっていく
④計画通り進行しているかをチェックして、リーダーに警告を上げる
⑤全員で時に立ち止まって、大丈夫かどうか相談して、計画を修正する
⑥リーダーにこのプロジェクトがこの先どうなりそうか、事実と自分の見通し、両方を伝え経営判断を支える。
という仕事です。
プロマネのスタイル
毎日のように仕事もあるし、
毎週で足りるルーティンの組み方もあるでしょう。
スタッフが在宅か、オフィスにあつまってるか?
によってもマネージメント手法は変わるし、
プロマネ自身の特性によって、スタイルもかわります。
世話焼き母ちゃんのようなスタイルもあれば、
厳しい鬼軍曹もあるし、
自由にやらせるアートスクールの先生のようなやり方もあるし、
とにかくおだてて気分よく働いてもらう保母さんスタイルもあります。
そして、私も含めて、それらを統合して、相手と状況にあわせて使い分けます。
プロマネに必要なものは効率化ノウハウと、人間のコミュニケーション
効率化・合理化の大前提として
「それは本質的に必要なのか?」という経営判断がもちろん重要です。
もっとも効率的な判断とは、もっとも上流で行われるからです。
リーダーが違うこと言ってても、覆してビジョンを最短で実現できる方法を提案しましょう。
2番目に、やるべきことが定まったとしたら、
やるべきことを如何に効率的に動かすにはどうしたらいいか、を考えます。
スタッフの最適な配置、制作ツール、コミュニケーションルーツの選定、
定例会議のすすめかた、リアルとオンラインの使い分け、
こういったものを決めていきます。
3番目にこれらはすべて、
「人間」がやることだ、ということです。
なので、感情・人間力、心と体温の通ったコミュニケーションが
結局は人を、気持ち良く動かします。
合理的な判断と、
人情的な勇気づけとを
マスターして、プロジェクトを実現していくのが、
プロマネに求められるスキルです。