おそらく生きている内に大地震を味わう事になってしまうのかな、と覚悟している。
できれば味わいたくないけれど。
なんとなく大地震とか来ると、グレートリセットされて何もかもが荒野になりどうしょうもなくなってしまうような気がするけれど、それであー終わった、で済まないのが人生である。
そんな状態になっても、毎日は続いていくし借金もなくならないのである。
つまり生きて、働いて、暮らしていかないといけないのである。
むしろ助け合い、よりいつも以上に働く必要すら出るだろう。
だから大地震後の日常をどう送るかについて備える必要がある。
提供サービスを維持できるか
未曾有の大災害だったとしても、サービスの提供を止められない企業はたくさんある。
たとえばコミュニケーションインフラを提供しているプラットフォームや、メディア企業達はそんな時こそ、届け続けなければいけないサービスもある。
ただ、AmazonWebServiceが落ちたらもう正直おしまいなんだけど。
とはいえ実際は、アメリカと日本、同時に落ちることはあり得ないし、全世界に分散されているので、日頃からバックアップや切り替えを準備しておけばまだ手がある。
また国内だったとしても、東日本西日本同時にやられる事はまずないだろう。同時の場合、日本列島が沈没してるので使うユーザーも、提供する企業もみんな海の底なのでそこまで行けば気にする必要もない。
そうで無ければ、北海道、東京、大阪、九州と提供できるインフラもあるのでうまく分散する想定をしておこう。
また、日本は無事だったのに自分だけ運悪く海の底に沈んでしまう場合もありうる。
その場合にクライアントに迷惑をかけない緊急事態モードの段取りをしておく必要がある。
各種アカウントの引き継ぎ方法や、複数人による管理体制など日頃からの準備が大切である。
この機会に見直そう。
収入を維持できるか
そんな災害時にも多少なりとも、現金が入ってくることが心の支えになるのは間違いない。
そんな時にも、提供してお金を頂けるサービスを何か持っておくといい。
困ってる人の役に立てているという実感も持てる。
それから日頃から金融資産への投資も行っておいて積み立てられた資金が利益を産んでくれるような状態も望ましい。またそういった未曾有の時に、一気に下げると思うが自分達ふくめてまた再起していかないといけない。
そう考えると、下がった株は必ず戻るのである。
狼狽売りしたい気持ちを押さえ、むしろそこで追加に株を買えるような資金の余裕も必要である。
そしてそれを買う、という判断ができるように日頃からシュミレーションし、そのツールなど含めて整えておく必要がある。
そんな状態で窓口で株の売買など出来るわけないからである。
日常を維持できるか
毎日がいきなり非日常になることが容易に想像できる。
コロナ禍を思い出してほしい。
普通の人が普通で無くなってしまうのが非常事態である。
なので非日常が日常になってしまうのだけれど、そんな日常で平常心を持って自分らしく自由に生きるのは非常に困難なことになる。
それを維持するために、自分のバランスを確認し戻すような行動をあらかじめ設計しておく必要がある。
場所がなくてもできる、身体を動かす定期的なトレーニング
瞑想やモーニングノートなど、心のわだかまりを吐き出すメソッド、
家族、友人達とのユーモアある温かいコミュニケーション
これらを維持し、自分を非日常化させない、精神的に孤立させない仕組みを考えておく必要がる。
非日常下で、普通に考えることがそもそもむずかしい
興奮した状態で普通に考える、ということが如何に難しいかは皆さん経験あるでしょう。
なので、平時にこそこれらを考えて準備しておくことが肝要である。
そうすればそのマニュアルにそって動けば、次第に冷静さを取り戻せるからである。
ちょっとずつで良いので、いまから準備していこう。