「あ〜、これはいったいどうしたらいいんだろう」
そういうことは、いろんな局面である。
私もよく直面するのは、新規事業や新しい仕事のミッションに立ち向かう時である。
「うーむ、皆目見当もつかない」
ということも結構ある。
誰に聞いたらいいかも分からないし、目鼻が立たないのである。
そんな時どうするか?
基本は頭に汗をかくが大切、なのだけれど
基本は、頭脳労働である。
頭に汗をかくことが大切で、なんらかのテキスト資料にすることが肝要である。
ただ不思議なもので
頭に汗をかこう!かこう!
と思っても、脳が働いてくれない。
汗がかけないのである。
頭脳のウォーミングアップってすごい時間かかるのである。
そこで最初は、身体を刺激する、足を動かすのである。
とりあえず出かける
そんなときに、部屋やオフィスにいても何も進まない。
ストレスがたまるばかりで、時間は過ぎていく。
何か兆し、きっかけを捕まえに行く必要があるのである。
そういう場合は、とりあえずその辺をうろつくのである。
森の中でも良いし、都会の中でもいい。
五感を刺激しに出かける。
人や生き物を観察する。
そうすると、全然関係無いところから、ふと
「そういえば、あの人に話を聞きに行ってみてはどうか?」
など思い浮かぶのである。
次に、手を動かす、なにか作り始める
手書きで資料でもつくりはじめたり
スケッチとかを始められたら、もう大丈夫である。
もしまだその段階で無ければ、
他のことで手を動かそう。
棚の掃除、机の拭き掃除、洗濯をたたむでもなんでもいい。
それから料理や、イラスト、
なんなら経理作業でもいい。
領収書を整理したり、帳簿付けをしたり
とにかく手を動かせば何でも良いのである。
そうすると、無心になりふと
「あ、そういえば」とまたやる気の芽が吹いてくる。
あーもう一刻も早く考えたい!考えさせてほしい
何時間か、何日か経つと
自然と発酵熟成が進んで
頭から実行してみたいアイデアがたくさん湧いてくる。
ここでようやく頭に汗かくフェーズに入れる。
それを、どんどん書き出していくといい。
そして書き出しまくってから取捨選択、
可能性のシミュレーションが始まる。
いくつかのアイデアを紐付けられないか、
もっと上位のまとめて解決できるアイデアはないか?
とあれこれ考えて、仮設を構築する。
その仮設を検証しうる仮計画を立てて、
仮計画を検証するための手段はありえるか?を考える。
どのくらいの費用と期間でそれを検証して、リプランするか、を目算する。
それを企画書にまとめる。
そしたら、またその企画書を持って、出かけるのである。
今度は、それを誰かに見せて反応を見て、
そしてまた繰り返しである。