もう大好きでしょうがないもの、試しに手放してみよう
自分の最も大切なもの、
それが無いとどうしようもない、
おそらく生きていけない!
それほどに思ってるものについて、
だからこそ日々気に入らないし、
満足できない、
常に手を入れてあれこれいじってばかり。
それが私にとっては、アトリエであり、書斎であり、オフィスです。
これまでもいろんな紆余曲折を経て方向転換し続けてますが、
今回は逆転の発想で、「そこまで執着しているならいっそ手放したら手に入るのでは?」
と思ったのである。
自分の部屋をなくすには
自宅の自分の部屋兼オフィスなので、
仕事、プライベートたくさんの物であふれている。
これらは、
部屋の棚、クローゼット、地下の倉庫
の三カ所にそれぞれ分散してしまっていた。
それをまず一部屋にあつめた。



ミニマリストや断捨離ストは私も好きだけれど縮小均衡のきらいがある。
つまり「ものが増えるから新しいことをはじめたくない」のである。
私は、その点、マキシマリストであり、物が大好きな牡牛座である。
物こそ資産、道具こそクリエイティブの根元と思っている。
だからお試し含めて気軽に入手する。だからとんでもないことになる。
音楽だけに絞っても、
アコースティックギター、エレキギター、エレキベース、ドラムの練習キット、ミキサー、マイクスタンド各種、マイク各種、マイクケーブル各種、ここに今あたらしくサックスとピアノ始めようとしてるので新しく加わる予定である・・・。
でも一通りやってみて、ミキサーやマイクはロケでもスタジオでも、プロのエンジニアと含めて呼んでやってもらってもコストは変わらないと思った。
自分でやると、エンジニアに追われてプロデューサーや映像ディレクターの仕事ができないし、そこは分業でもいいと割り切って、このたびミキサー類、みな手放した。
体育で言えば、登山グッズ、トライアスロングッズ、マラソングッズ、それだけでもかなりの量がある。キャンプをしないだけマシかもしれない。
図工グッズも、木版画の彫刻刀ほか、ポスターカラー、水彩絵の具、筆洗い、スケッチブック、画用紙、和紙、いろんなものがある。
家庭科でいえば、洋服も気付けばたくさん持ってるし、ワインオープナー、ワイングラス、コーヒーグッズいろんな趣味のものがある。もうアルコール関連は飲まないから全部ゆずってしまった。コーヒーグッズも厳選して絞り込んだ。
イメージとして、今回は1/10にすることにした。
およそ今もってるものを9割手放して、1割残そうと思った。
「最悪1人で持って行こうと思えば持って行ける範囲」
にすべての荷物を収めることを目標とした。
乗用車のトランクに詰め込んで全国旅行にいけるレベルである。
理想は「飛行機に乗れる範囲」だがまだちょっと遠い、
トライアスロンと楽器だけで不可能なのでそこまでは求めないことにした。
これまで楽器を手放しては買い戻してるので、肉体的、精神的に結びつきの強いものは手放さないことにした。
比較して手放していく
そうと決まればとにかく優先順位をつけて手放していく。
気に入っていた洋服なども、本当に気に入ってるもの以外は手放した。
一カ所にならべてみると、比較出来る。
「これとこれなら、こっちを残す」ができるのである。
ブランドものはセカンドストリートへ。
ノンブランドは友人や親戚に譲ったり、寄付したり、ぞうきんにしたりである。
家具類も、撮影小道具として映画プロデューサー唐沢氏に引き取ってもらった。
オカルト地蔵2のセットの多くは、元私の家具がたくさん使われていることでしょう。
一番大きかったオーク材の高級テーブルは、リビングに移動させた。

自分だけで使ってるより、家族でごはん食べるテーブルにつかってしまったほうがいいだろうと。
リビングがあいてるときは、リビングで仕事すればいいからそれで無駄が無いのである。

部屋にもすこし余白が見えてきた。
古い道具で埋もれてしまうと、新しい道具を持つ余白がなくなってしまうのである。

ありがとうの気持ちを伝えて旅立ってもらった。
そしてこういうことになりました。

つまり自分の部屋を明け渡したのである。
クローゼットに楽器や、経理上保管の義務がある資料、冬物の衣類など一部荷物を残して自分の部屋を明け渡した。
ここを家族の寝室にすることにした。
これまで、リビングに布団敷いて寝てたのである。
今後は寝室に寝ることにしてリビングで仕事することにした、とも言える。
リビングに置いた1つの棚に個人的荷物をすべて収納した。

リビングなら共用スペースなので物が増えないで収めようというパワーが働くので有効だろうと思う。
リュックひとつ持って仕事
マック、紙のノート、筆箱、カメラ、マイク、三脚がとりあえずの仕事道具となった。
全部背負うとさすがに重く、今入れ替え及び仕事のルーティン流れ、を見直し中である。
わたしは性格的に、環境を整えたいタイプ、
腰を据えて作業したいタイプ、
お気に入りのものを周りに置きたいタイプ、
部屋でにんまりしたいタイプ、
そんな、タイプなのである。
しかし、そのタイプもたんなる思い込みであり執着だなとも思うのである。
そして過去の経験と照らし合わせて考えた時に、
充実した部屋にディスプレイを置いて仕事してたときは事業がうまくいってない時なのである。
社長が部屋に閉じこもってる時は、事業はうまくいかない、ということなのかなと思ってきた。
私はとにかく部屋にいたい、
快適な部屋、理想の部屋で仕事がしたい、のである。
でも、それは自分を逆に苦境に陥れてきたな〜とよく思い出すのである。
大変だったけど、面白くて業績も良くて、充実した日々を送ってる時は、
荷物を持ち歩きすぎて腰が痛い時だったのである。
部屋にいたいからこそ、出て行ってみよう、ということである。
場所を確保するにはお金がかかる
今も、HUTTEも借りてるし、グッドワークも借りている。
その辺りも転々としながら仕事をしている。
お気に入りはドトールとベローチェ。共に300円程度で私のクリエイティブ空間となってくれてあまりの格安さに驚く。
でも何にせよ、場所代ってのが必ずかかるわけである。
部屋で出来ると、場所代のコスト感覚が鈍るということもある、と思った。
やっぱり人間セコいもので、タイムフィーがかかると思うと元を取ろうと頑張るのである。
先週、企画合宿として相模大野のホテルで執筆をしていた。
相模大野のホテルは机が窓向きですごい気持ちがいいのである。

それから、まとまった企画をしたくて、お盆休みを利用して西新宿のホテルもデイユースで利用していた。

ホテルでの仕事は非日常でもあるし、夏はシャワーで汗も流せるし、さらにアパホテルは温泉もついてたので快適である。
金額もオフィス借りるより遙かに安い費用なので、こんなスタイルもありだなといい実験になった。
この実験の旅はスタートした所なので、これからも皆さんにも参考になるであろう、仕事場所の模索、お送りしていきます!