ドラゴンクエストの思い出といえば「3」から。その主人公は「勇者」
勇者って何だろう?と子ども心に思ったものです。
戦士や武道家の方が強くないか?
なんなら賢者の方が、有用じゃないか?
勇者って中途半端だな、とも思ったものです。
美しくても、腕力が強くても、頭がよくても仕方がない
自分にいろんなリソース、武器をもっていたとしても
幸せに生きられるとは限らない。
むしろその有用なリソースに振り回されて、
他人の人生、他人のレール、他人の賞賛・評価のために生きる場合も大いにあり得る。
お金があれば何でもできそうな気がするけど、
それで幸せになれるか?というとお金があるけど物足りない、不幸な人、
たくさん思い浮かぶでしょう?
美しくても、翻弄され不幸そうな人が周りにいるはず。
そういう持っているリソースと、幸せは関係ないのです。
自分の本音を聞く「勇気」
自分の本音、ありのままを生きることの難しさ、
現代を生きるすべての人が認識していると思います。
ほんとうはこう思っている、
それに蓋をしているのです。
そのかさぶたを剥がす勇気が無いのです。
わたし達に、恒常的に足りてないリソースは勇気なのです。
勇気あるものが勇者
勇気とは、恐怖を克服する気持ちのことである。
わたし達は誰しも怖さを抱えている。
その怖さに負けずに、
えいっと壁を飛び越える、それこそが勇気です。
そして壁を飛び越えてみると
「な〜んだ。こんなことだったのか!」
っていうのがほとんど。
勇気がいるなんていうのは、
だから一瞬のことなのです。
そして誰でも本当は、勇気のかけらを持っています。
そのかけらを育てて、大きな勇気にしていくのです。
どうしたら勇気を育てられる?
1つは健康です。
心身の健康、リラックスした状態でいられれば、
恐怖にがんじがらめになることをふせげます。
脳内、血管内に、いろんな麻薬物質があって、
いつもホルモンを乱高下させられたら、だれでも恐怖に押しつぶされそうになります。
依存症を断ち切って、身体をフラットな状態に緩めることで、
勇気を持つための土台ができます。
1つは、愛情、ここにいても大丈夫なんだ、という安心感です。
だれかに愛されることを通じて、
大丈夫なんだと思えます。
大丈夫だと思えない人は挑戦出来ません。
まずあなたが、無償の愛を受けとって「大丈夫なんだ」と思うことが大事です。
最後は、好奇心です。
変化した自分、新しい自分の可能性にワクワクする。
探求したい、探したい、変わりたい。
そういった好奇心が人類を変容、進歩させてきたのです。
なんかおっかないけど、もういいや入っちゃえ!
と洞窟に入ってしまう。
勇気を育てるのに、大事な要素は
「面白そう」という好奇心なのです。