多少不便、多少過酷でも、多少儲からなくても、最初は自由な方を選択しておいた方がいい。
それの方が中長期的には帳尻が合う気がする。
撤退も自分だけで決められる。
儲かりそう、拡大しそう、楽そう、便利そう、という理由で不自由な方を選択すると、過去の経験では大体痛い目を見ている。
自由であることの価値は定量化しにくいので見落としがちである。
AmazonのKindleDirectPublishingで小説を発売してみた
本を出したいな、と思っていて気づけば1年と8ヶ月!かかりすぎである。
30頁しかない短編ではありますが大きな1歩である。
このあと2冊すぐ出します。
とりあえず3冊出さねばとは思ってたのでしかかってるので1ヶ月以内に3冊目まで発行する予定です。
もちろん出版社から紙の本も出していきたいし、
書店にならぶ本を書けるようになろうというビジョンはある。
そうなると、
「最初に自分で売れないKDPとかで出して、変な評価がつくのは良くないんじゃ無いか?」とか余計なことも考えるのである。
しかし、そんなこと言ってたらはじまらない。
出版社に企画書送ってプレゼンして、
それでも企画になるか分からんしその後、
企画に合わせて原稿も書かないといけない。
それじゃ受託の仕事と変わらんな〜、と思う。
自分で決めれないので、いつになるかわからんし。
それであれば、自分なりにあれこれ出版してしまって、
あとから出版社に営業すればいいだろう、
それのが今っぽいだろう、
とKDP出版である。
全権利保有、手売りして歩く
自分で原稿書いてKDPで販売したら、
すべての権利を自己保有することになる。
その代わり、販売も宣伝も全部自分でやらないといけないけれど、
手売りして歩けばいいわけである。
メールで個別に「君のために本書いたから、読んで感想教えてね」と連絡して歩く。
実際、中年の友達に向けて書いている。
友達に一番読んでほしいのだからそれでいいわけである。
ジュリアキャメロンのプロフィールを読んで、ほんとブレない、すごい人だと思ったのである。
長年にわたって精力的にアーティストとして活動。ハリウッド映画、テレビ番組のライターやディレクター、インディペンデント映画やドキュメンタリーの監督など、その活動は多岐にわたる。「ワシントン・ポスト」「ニューヨーク・タイムズ」「ローリング・ストーン」「ヴォーグ」といったさまざまな媒体に寄稿。『ずっとやりたかったことを、やりなさい。(原題:The Artist’s Way)』(サンマーク出版)は、コピーを綴じた簡易版を地元の書店に置いてもらうことからスタートし、約30年かけて全米で400万部、世界40カ国で翻訳されるロング・ベストセラーとなった。その他にも40冊以上の著書があり、幅広い層の支持を得ている。創造性開発プログラム「アーティスト・ウェイ」を提唱、今もなお多くの人を指導、彼らの人生がクリエイティブになるヒントを与えている
急に大きくなると、コントロールを失う恐怖を感じる
神輿に担ぎ上げられる、
ってことは人生でも何度かあると思うんだけれど、それでもどこかでドカンと成功する覚悟を持たないといけない。
誰しも自分がコントロールを失うほど、加速、拡大するのは恐怖を感じるものである。
なので出来れば、すこしずつ慣れていく必要がある。
はじめから高速道路が用意された座組で、自由なく走り始めると息切れするし、車酔いも激しい。
それを楽しめるかどうかは、自分の人生経験、胆力、体力的、また精神的な安定、いろんな要素が必要である。
自由にはじめて、
天命につながっているものを探していく
という順番のプロセスが必要なのかなと思っている。
KDPで何か出すのは、自由である。
お金もかからない良い遊びなので皆さんも是非挑戦してみてもらいたい。
最新刊「平日昼間の中年男:居場所がない中年のための短編小説」
あらすじ 平日昼間、居場所が無い中年男が古びたカラオケの中に引き込まれる。
カビ臭い店内で待ち構えていた小太りのバイト中年男。
その男に「一番大切なものを賭けて勝負しないか?」と持ちかけられるが。
居場所がない現代の中年に送る愛と青春の短編小説。
およそ12000文字でさらっとお読みいただけます。
お暇な時にお読みください。