「走ることで人生を変える」|勝田マラソン2025

マスタージェダイこと黒田さんは偉大である。

事の発端は、2023年末の前田さんと鈴木の忘年会である。

「フロストバイト2024っていうハーフマラソンに、はじめて黒田さんチームと一緒に岩田君と参加してきますよ」

「ダークサイドに取りこまれるよ」

という我々の会話である。

ところが、それがきっかけで年があけたら急に前田さんが

「ためしにちょっと走ってみた」とジョギングをはじめたのである。

そこから黒田さんのオンライン上の伴走、コーチングがはじまるのである。

コーチの伴走

コツコツと毎日のように走り距離と時間を延ばしていく前田さんを、

SNS上で毎回コメントをつけ励ますマスター黒田。

すごい男である。そして会う毎にたくましくなっていく前田さん。

いくつになっても走る事で人間の身体はガラッと変わるのだなーと感動。

そして念願の皇居ランの練習をして、

それから、徳之島の前には緑道ランで最終調整も懐かしい思い出。

「ハーフで何かレースに一緒にでましょう!」

という目標も持ち、練習にいそしむ。ところが

都心のハーフはどれも人気で3人同時に当選しない

だれか当たると、だれかが落ちる。

そんな感じでなかなかレースに参加できず。

もはやハーフは難しいか、とあきらめた。

フルマラソンも人気のレースで抽選だとヤキモキするので

なにか先着で買えるものを!

と最後の希望に勝田マラソンへと参加してきたのでした。

やっと出場した勝田マラソン、フラットなコース(?)

じつに1年以上かけて臨んだ3人の初レース。

勝田駅から東海村を走り原発にまつわる産業について考えるレース(?)

歴史ある大会で、さらにコースがフラットで結果が出やすい、と。

そう油断してました。

思った3倍くらい登らされました。つくばマラソンの二倍くらい登ったイメージです。

風が吹いて寒かった〜。

4時間15分狙いで走りだしハーフまでは順調。

ハーフからちょっと本気だすが35キロで失速。もう4時間半も無理かも

となりなんとか走って4時間47分でした。これが今の実力ですね。トレーニングしなくては。

「走ることは本当にすごい。人生を変えられるんだから」

フルマラソンは、本当に地獄のようなもので、

「どうしてレースに申し込んじゃったのかな」と思わない時はない。

後半戦、今バスが来たら乗りたい、と思わないことはない。

そんな自ら苦労を買って出ているのだけれど、

それでも終われば爽快感があるし、終わって良かった、と思える。

またフルマラソン大会は、私は時々でりゃいいかな、と思ってるが

日々のランニング練習は好きである。

走ることで身体が緩んで、頭が緩んで、心が緩み、

健康になっていくことが実感できるからである。

12年前、同じ会社で一緒に働いてた瞬間は、だれもマラソンなってやってなかったのに、

それから12才も歳をとってから、こうして初レースに参加することになるなんて思ってもみなかったことである。

そしてダークサイドから、ジェダイに寝返った前田さんが言うところの

「走ることは本当にすごい。人生を変えられるんだから」

なんだと思う。