暫定でかまわないので、人生の優先度を自分で付けているか<時間管理の基礎知識 #2>

(歌舞伎町で愛を探しても見つからないよ。適切な場所で、適切な努力をしようという話です。)

 その年齢、その置かれている状況での「仮」でかまわないのです。一生それ、一年それ、ってわけでもありません。一日かもしれないし一ヶ月かもしれない、半年かもしれないし一〇年かも知れませんが暫定なものです。自分が人生に期待する「自分の行動の優先度」を決めているかどうか。それが最初のステップです。仮、暫定でかまわないのでその時その時の、結論・決定を下していくことが大事なのです。

今、わたしは婚活に集中する。人生のパートナー探しに集中する、としたら?

 例えばそう仮定したら仕事も社会貢献もその瞬間の優先度は下がります。すべてはパートナー探しを中心に日々の命の使い方を配分した方がいいです。仕事の出会いも、友達の紹介も貪欲に「恋愛対象としてどうか?」という観点で見ていった方がいいです。パートナーたり得るか?と常に自分に問う。そういう目と思考回路を持つべきでしょう。

お客さまの役に立つとか、仕事で成功するとか、どうでもいいのです。「それで彼女(彼氏)できるの?妻(夫)候補は見つかるの?」ということです。「自分はどんな相手を求めてるのか」「どんな日々、どんな暮らしを求めてるのか」「それを共にするパートナーはいったいどんな人物なのか?」それを、過去に未来に探りながら自分のパートナー探しを第一に置きましょう。自分の気持ちや過去を紐解いて、自分自身を知ることも大事です。親と自分との関係も大事でしょう。パートナー選びは、最初の異性である自分の親との鏡であることが多いからです。その呪縛に自覚的であることも大事です。

優先度の第一位がパートナー探しと仮定(または心の中ですでに仮定していた、という事実に気づいた)あとに、それを実現するために必要なことを、時に仕事しながら、時に遊びながら取り組んでいくのです。

パートナー選びという優先度(目標)をもった状態で「そのゴールにつながらない仕事は身が入らない」ということになります。若い女性を探しているのに、年寄りの男性ばかりの仕事場にいたら、人生の優先度と今現在の行動管理が一致しません。

もし「この仕事は優先度が低い」「大事なことに取り組めていない」と思った時、果たして自分が何を大事にしているのか?何を目的としているのか?に立ち返る必要があるのです。

(次回 時間管理(タスク管理)の基礎知識 #3へ続きます)

<連載>時間管理の基礎知識