プロのクリエイティブの現場でプロデューサーを20年務める鈴木です。
懲りない男、今年もやります。Adobe無しで過ごせるか。
もうじき私のAdobeの更新時期です。考え直す機会を記事にしています。
いろんな意味でAdobeはすごい。老舗である。しかしそれでも風向きは変わってきているかもしれない・・・。
プロのクリエイティブとして十年以上もちろんAdobeユーザーだったけれど、Macにして試しに1年は使わないで済んだ。
2023年は誘惑に負けてAdobeユーザー
Premiereの文字起こしが面白そうで思わず購入。
どうせ買ったならとXDも使ったりしてみた。
ノンデザイナーのためのAdobeXDのすすめ(Fireworksの思い出)引きつけられた魅力は「PremiereのAI文字起こし」これに憧れてやってみた。
そしてすごかった。これはすごい!
しかし私にはまだ活かすことは出来なかった。
・セミナーもやらず
・セミナーを元にした本もつくれなかった
・私にはちょっと時期尚早だった。
動画編集にWindowsユーザーだったらPremiereを使うしかなかろう。
しかしMacにはFinulCutProがありすごく優れている。
編集はFinulCutで十分だったのである。
買い切りで年課金無しは安い
AdobeにはAcrobatがある!
もう一つ、Adobeの圧倒的魅力はAcrobatである。
PDFフォーマットは汎用的で日本中どこでも使われ、好まれる。私も好きである。
そのクリエイティブ側のツールであるAcrobatはもちろん便利なんだけど。
実はそんなに使わないという説もある。
この1年間を振り返ってなんと、Acrobatで何か書いて返す、という機会が今年1回も無かったのである・・・。
これはもしかして、AcrobatReaderでいいのでは?と思った。
iPadで添削したり、赤入れする人はPDFフォーマットは便利だろう。
本の校正なら役立つ。
仕事のスタイルによるが、私にはまだReaderで十分なようだ。
2024年もっともAdobeを脅かしている存在
でも私にAdobe契約を思いとどまらせる最大の理由は上記のちょっとした話ではない。
最大のライバルはCanvaである。Canva代を払いたいのである。
月額1180円(2024年8月現在)価格以上の性能である。
画像加工とか、YouTubeサムネイル加工とかにおいて圧倒的にCanvaが便利。
XDの方が動作は軽快。
ツールもXDの方がシンプル。
またはPhotoshopの方がリッチで慣れている、という部分もある。
しかし、Canvaに正直、私は軍配があがってしまう。
デザイナーじゃ無い人の悩み
私はクリエイターではあるが、デザイン技術は素人に毛が生えた程度のノンデザイナーである。
多くの人と同じような立場であるが、
そういう人の共通する悩みは、
・白いキャンパスを見ても何も思い浮かばない
・どうしたら良い感じになるのか、最初から分からない
言い換えると、
1 見てる量が少ないからアイデアがない
2 技術が無いから再現できない
この二つである。
Canvaは、ツールの使い勝手がどうこうとかじゃなく、
AIとクリエイターの手による豊富なテンプレートなのである。
結局、サンプルのテンプレートを適当にいじってそれっぽい画像が出来れば
普通の人には事足りるのである。
オリジナリティのあるデザインは、小規模事業者にはほとんど不要なのである。
小規模事業者はCanvaがおすすめクリエイティブツールすらコミュニティ
Adobeを使いこなす人は、よりプロフェッショナルな存在になっていくと思う。
逆に、中途半端な人は私のようにどんどんCnava、またはそれに類する新しいWEBサービスに乗り換えていくだろう。
人が集まってるところに、テンプレートが供給され、またそれがさらなる人を集める。
クリエイティブツールすらプラットフォーム・コミュニティ化されている。
そして生態系が多用で豊富なところに人が集まって反映する。
それが人間的で自然なことなのかもしれないと思う。