仕事って何だろう?
趣味ってどんな味?に続いて一緒に語られる仕事についても考えてみる。「為事」と書かれることもありこの場合は「事を為す」何かをやり遂げるようなニュアンスを感じる。仕事は「事に仕える」と書く。木を切る、家を建てる、絵を描く、髪を切る、何でもいいけれど、目の前の事に集中して動作することが仕事。そう思うと、自然現象の一部のような神秘的な事に感じる。
私たちは何に仕えているのか
事に仕えることは難しい。気がつくと、組織やシステムに仕えてタスクをこなしている。人や客に仕えコミュニケーションだけをしている。機械、コンピューター、AIに仕え考えることを取り上げられ作業をさせられている。逆に昔からある仕事ほど仕事に神秘性を感じやすいのではないかと思う。森で木を切っていれば、森がこちらに敵意を持っていることを感じることもある。だから最大限敬意を払って命を頂戴するような意識が生まれる。木を切るという事に仕えている。
仕事と金銭は関係ない
金銭が必要な社会だから、金銭に仕えることが仕事だという勘違いもある。事に仕え、自然や世界の一部として手や体を動かし活動すること、金銭を得ることは本来関係なく、仕えて夢中になれるものが仕事という事なんだろうと思う。